■橋本峰雄賞
■橋本峰雄賞について
1976年の現代風俗研究会設立以来、「現風研」の活動を導き、助け、自らも「風俗の思想化」を唱えて『大菩薩峠』や「葬式」、「風呂」に関するユニークな研究を発表した橋本峰雄の意志を継ぐべく1991年に設置された。現代風俗の領域での独創的な研究に対して授与される。
■受賞作品一覧
1991年度:ファッション自分史の会『どきどきドキュメント、現代きもの風俗』
1992年度:永井良和『社交ダンスと日本人』(淡交社)
1993年度:熊谷真菜『たこやき』(リブロポート)
1994年度:鵜飼正樹『大衆演劇への旅』(未来社)
1995年度:岡本信也・岡本靖子『超日常観察記』(情報センター出版局)
1996年度:橋爪紳也『大阪モダン』(NTT出版)
1997年度:町田忍『マッカーサーと征露丸』(芸文社)
1998年度:小林多寿子『物語られる「人生」』(学陽書房)
1999年度:該当作なし
2000年度:該当作なし
2001年度:該当作なし
2002年度: 中島久美子『最後の贈り物』(学陽書房) 岡村正史編『力道山と日本人』(青弓社)
2003年度:現代風俗研究会「東京の会」『現代風俗学研究』第10号
2004年度:該当作なし
2005年度:川井ゆう『迫真の境地』(ふみづき社)
2006年度:村瀬敬子『冷たいおいしさの誕生』(論創社)
2007年度:近森高明『ベンヤミンの迷宮都市』(世界思想社)
2008年度: 金益見『ラブホテル進化論』(文藝春秋社) 坂部晶子『「満州」経験の社会学』(世界思想社)
2009年度: 阪本博志『「平凡」の時代』(昭和堂) 野口良平『「大菩薩峠」の世界像』(平凡社)
2010年度:三橋順子『女装と日本人』(講談社現代新書)
2011年度:該当作なし
2012年度:加藤裕康『ゲームセンター文化論』(新泉社)
2013年度:亀井好恵『女相撲民俗誌-越境する芸能』(慶友社)
2014年度:
丸山里美『女性ホームレスとして生きる-貧困と排除の社会学』(世界思想社)
跡部信『豊臣秀吉と大坂城』(吉川弘文館)
2015年度:工藤保則『カワイイ社会・学』(関西学院大学出版会)
2016年度:該当者なし
2017年度:該当者なし
2018年度:該当者なし
2019年度:古川岳志『競輪文化-「働く者のスポーツ」の社会史』(青弓社)
2022年度:川﨑寧生『日本の「ゲームセンター」史-娯楽施設としての変遷と社会的位置づけ』(福村出版)
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