第26期 新風俗学教室 第5回開催のお知らせ 2025/03/17
「東京の風俗II」をテーマに開催している第26期新風俗学教室の第5回は、都市工学がご専門で、メディア技術を活用した市民によるまちづくり実践に取り組んでいる真鍋陸太郎さんにご報告いただきます。

【テーマ】まち・人・情報:コミュニティ・アーカイビングを活用したまちづくりの実践
【報告者】真鍋陸太郎
【要旨】本講演では、都市計画・まちづくりにおける「場」の価値と、それを可視化するコミュニティ・アーカイビングの可能性について紹介します。従来の機能重視の都市計画から、多様な価値を持つ「場」の創出へと移行する潮流の中で、地域に眠る物語や記憶を収集・蓄積・活用する取り組みの実践例を解説します。文京区の「あなたの名所ものがたり」と大森山王商店街での活動を中心に、デジタルストーリーテリングやサイネージなどの手法を用いたコミュニティ情報の共有と活用について論じています。これらの事例から、情報技術を活用しながら地域住民が主体となって場の価値を再発見・創造するプロセスと、それを支えるワークショップデザインの重要性を考察し、さらに「メタ観光」など新たな概念も紹介しながら、多層的な地域価値の発掘と活用の可能性を探ります。
※ 参考Webサイト「文京あなたの名所ものがたり」https://bunkyomm.tumblr.com/

【司会】溝尻真也
【コーディネイター・オンラインサポート】塩谷昌之、阪本博志
【日時】2025年4月19日(土)15時~18時
【会場】東京大学社会科学研究所 本館1階 第2会議室(104号室)地図

※第4回(赤門総合研究棟)とは会場が異なります(第1~3回で使用した会場です)。必ず場所をご確認ください。
※土曜日のため正面入口が閉まっております。幹事がご案内しますので赤門側の通りから見える裏口にいらしてください。
※今期の新風俗学教室は、原則対面で行いますが、Zoomでの参加もできます。

【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、18時半ごろから懇親会を開く予定です。
【参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
※限られた人員と機材で運営しているため、オンライン参加では一部音声が聞き取りづらいといった状況が発生する場合があります。ご容赦ください。
【参加方法】参加申込フォーム(https://forms.gle/C92K88iGEvwfBnxS8)に必要事項を記入の上、送信してください。締め切りは4月16日(水)の23:59です。申込が完了された方には、申込時にご記入いただいたメールアドレスに、4月18日(金)までに当日の会場案内およびZoomアドレスをお送りいたします。

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『現代風俗学研究』投稿論文募集のお知らせ 2025/03/10
 現代風俗研究会東京の会では、『現代風俗学研究』の投稿論文を募集します。『現代風俗学研究』とは、東京の会が発行している研究誌です。発刊以来、「新風俗学教室」(東京の会主催)での年間テーマにもとづいた特集論文と、現代風俗に関する研究を広く扱った一般論文を掲載してきました。
 この度も特集論文とは別に、一般論文の投稿を受け付けています。一般論文は随時提出が可能ですが、下記エントリー締切日までにご申請いただいたものを次号に編集しています。詳細は以下の投稿規定、執筆要領をご参照ください。みなさまからの投稿をお待ちしています。


【発刊予定日】2025年9月
【エントリー締切日】2025年4月4日(金)
【投稿締切日】2025年5月9日(金)


現代風俗研究会東京の会
第25号『現代風俗学研究』編集委員会
編集委員長 阪本博志
編集委員 中江桂子、神野由紀、加藤裕康、溝尻真也、塩谷昌之

『現代風俗学研究』 投稿規定

1.内容:広く現代の風俗に関する未発表の学術論文および研究ノート等。
2.投稿資格:原則として現代風俗研究会会員。
3.査読:提出された原稿については、編集委員会ないし委員会の委嘱した審査員がおこない、採否については委員会で審議する。
4.採択:採否および掲載号については、編集委員会が決定する。
5.投稿希望者並びに特集論文執筆者は氏名、所属、住所、電子メールアドレス、論文題名を明記の上、本編集委員会宛に電子メールを送信すること。執筆者には、編集委員会からフォーマットを送付する。
6.提出期限:随時受付とする。
7.提出先:『現代風俗学研究』編集委員会
8.掲載者には掲載誌5部を無償で送付する。別刷りの実費は著者負担とする。


『現代風俗学研究』執筆要項

1.原稿は規定のフォーマットを用い、10頁に収まるようにすること。
2.日本語と英文の題名、氏名、キーワード(3つ)を明記すること。
3.写真図表などはすべてモノクロとし、フォーマットの中にレイアウトすること。写真図表のファイル形式はJPEGとし、解像度は300dpi以上とする。
4.掲載する写真、図表などで版権所有者、所蔵権者の承認を必要とするものは、執筆者自身が許可を取っておくこと。本編集委員会では肖像権や知的所有権についての責任は負わない。
5.投稿の際は、規定フォーマットによる完成原稿を電子メールに添付して送付すること。投稿先は編集委員会事務局とする。
6.本誌掲載の諸論文は、編集委員会の責任のもと、必要に応じて電子化され、公衆送信される。
7.その他、編集に関する事項は、編集委員会が責任をもつこととする。

                     『現代風俗学研究』編集委員会
                      2001年11月30日
                      2006年3月31日改訂
                      2010年10月31日新訂
                      2012年9月13日改訂
                      2013年1月25日改訂
                      2017年2月2日改訂
                      2018年8月31日改訂


エントリー送付先:『現代風俗学研究』編集委員会事務局
阪本博志
sakamoto.hiroshi.mf[at]teikyo-u.ac.jp
(メール送信時、[at]を@に変換)
※投稿希望者は、氏名、連絡先、論文題名と要旨を明記の上、編集委員会事務局宛にメールでエントリーして下さい。

 

 

第26期 新風俗学教室 第4回開催のお知らせ 2025/02/09
第4回は、東京の盛り場を演劇的に論じた『都市のドラマトゥルギー』から、東京各地に遺された記録や記憶を歩いて辿る『東京裏返し』シリーズまで、都市論の領域で長年にわたり発信を続けてきた吉見俊哉さんにお話をうかがいます。
2024年12月に『東京裏返し 都心・再開発編』(集英社新書)をご出版なさった吉見さんは、ポッドキャストの番組『流通空論 #33-34』(パーソナリティ:TaiTanさん、配信:集英社ヴォックス)にて、再開発地域の歩き方と街の歴史について語り合っています。新風俗学教室の開催前や開催後に、是非ぜひご視聴ください。

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1736675966

参考文献:
『東京裏返し――社会学的街歩きガイド』(集英社新書)
『東京裏返し 都心・再開発編』(集英社新書)
『敗者としての東京』(筑摩選書)
『東京復興ならず』(中公新書)
『都市のドラマトゥルギー』(河出文庫)

【テーマ】なぜ、東京を裏返すのか?――社会学的街歩きの実践を通じて
【報告者】吉見俊哉
【司会】塩谷昌之
【コーディネイター・オンラインサポート】阪本博志、溝尻真也
【日時】2025年3月1日(土)15時~17時半
【会場】東京大学社会科学研究所 赤門総合研究棟5階 センター会議室(549教室)地図

※新しい会場(東京大学本郷キャンパス センター会議室)ですので、必ず場所をご確認ください。
※今期の新風俗学教室は、原則対面で行いますが、Zoomでの参加もできます。

【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、18時ごろから懇親会を開く予定です。
【参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
※限られた人員と機材で運営しているため、オンライン参加では一部音声が聞き取りづらいといった状況が発生する場合があります。ご容赦ください。
【参加方法】参加申込フォームに必要事項を記入の上、送信してください。締め切りは2月26日(水)の23:59です。申込が完了された方には、申込時にご記入いただいたメールアドレスに、2月28日(金)中に当日の会場案内およびZoomアドレスをお送りいたします。

https://forms.gle/RuHg8fkLt29yP35DA

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第26期 新風俗学教室 第3回開催のお知らせ 2024/12/25
「東京の風俗II」をテーマに開催している第26期新風俗学教室・第3回は、2024年9月に『〈迂回する経済〉の都市論—都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ』を上梓した吉江俊さんに「都市を論じることとつくることの間を考える—『欲望の都市論』と『迂回する経済』をめぐって」と題してご報告いただきます。

◆第26期新風俗学教室 第3回

【テーマ】都市を論じることとつくることの間を考える—「欲望の都市論」と「迂回する経済」をめぐって

【要旨】国や自治体が主導する「都市計画」が猛威を振るった〈第一の都市化〉の時代から、多様な民間企業が参入する〈第二の都市化〉の時代へ…。都心回帰・都市環境の商品化・量から質、そしてイメージへの重心移動などが渾然一体となって進行する現代の都市をどのように観察し、論じ、そしてつくっていけば良いのだろうか?
都市論と都市計画は相性が悪く、平行線をたどってきた。絶対的な〈正しさ〉を志向しなければならない都市計画と、これまでの通念や見方を脱構築していく都市論を縫合するところに、どんな取り組みがありうるだろうか? 消費社会下の首都圏の住宅や住環境の変容を論じた『住宅をめぐる〈欲望〉の都市論』、そのうえでいかにして肯定的なビジョンを描くかに取り組んだ『〈迂回する経済〉の都市論』までを横断しながら、都市を「論じること」と「つくること」の間を考えたい。

【報告者】吉江俊(早稲田大学リサーチイノベーションセンター研究院講師)
【司会】溝尻真也
【オンラインサポート&コーディネイター】阪本博志,塩谷昌之
【日時】2025年2月1日(土)15時〜18時
【会場】東京大学社会科学研究所 本館1階 第2会議室(104号室)地図

※新しい会場(東京大学本郷キャンパス)ですので、必ず場所をご確認ください。
※土曜日のため正面入口が閉まっております。幹事がご案内しますので赤門側の通りから見える裏口にいらしてください。
※今期の新風俗学教室は、原則対面で行いますが、Zoomでの参加もできます。

【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、18時半ごろから懇親会を開く予定です。
【参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
※限られた人員と機材で運営しているため、オンライン参加では一部音声が聞き取りづらいといった状況が発生する場合があります。ご容赦ください。
【参加方法】参加申込フォームに必要事項を記入の上、送信してください。締め切りは1月29日(水)の23:59です。申込が完了された方には、申込時にご記入いただいたメールアドレスに、1月31日(金)中に当日の会場案内およびZoomアドレスをお送りいたします。

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第26期 新風俗学教室 第2回開催のお知らせ 2024/11/24
第26期新風俗学教室・第2回は、侑子さんに「都市風俗の写し鏡としての「白ポスト」──東京都の有害環境浄化活動におけるモノ」と題して、2023年7月の現代風俗研究会・研究例会に引き続き、兵庫から東京へと場所を変えてご報告いただきます。

◆第26期新風俗学教室 第2回

【テーマ】都市風俗の写し鏡としての「白ポスト」──東京都の有害環境浄化活動におけるモノ

【要旨】1963年、兵庫県尼崎市で登場した「白ポスト」。悪書追放運動の機運のなか、青少年に見せるとよくない本や危険などの不良文化財を回収するために、ドラム缶をペンキで白く塗り投函口を設けたものがその起源とされる。青少年の健全育成を掲げ、主婦の会や警察が主導した「白いポスト運動」は全国各地へと波及。東京都で同運動が始まったのは、東京五輪の開催と都の青少年条例施行を経た1966年のことであった。その後メディアの進化に伴い、白ポストは成人向け雑誌や本のほか、「有害図書類」や「不健全図書等」という言葉で、アダルトビデオやDVD、ゲーム等へと回収対象物の範囲を広げていった。ところが、戦後一定の役割を果たしたであろう白ポストも、今では昭和の遺物と化している。インターネットの普及やポスト自体の老朽化などを背景に、全国的に撤去が相次ぎ、都内で現存するのは三鷹市のみとなった。今回の発表では、有害環境浄化の主眼がフィジカルなモノからインターネット上の有害情報へと変遷している目下の社会において、いまいちどこの原始的ともいえる装置に目をやり、戦後東京における「青少年によくないモノ」の風俗史を素描してみたい。

【報告者】侑子(東京経済学)
【司会】阪本博志
【オンラインサポート&コーディネイター】溝尻真也,塩谷昌之
【日時】2024年12月21日(土)15時〜18時
【会場】東京大学社会科学研究所 本館1階 第2会議室(104号室)地図


※新しい会場(東京大学本郷キャンパス)ですので、必ず場所をご確認ください。
※土曜日のため正面入口が閉まっております。幹事がご案内しますので赤門側の通りから見える裏口にいらしてください。
※今期の新風俗学教室は、原則対面で行いますが、Zoomでの参加もできます。


【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、18時半ごろから懇親会を開く予定です。
【参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
※限られた人員と機材で運営しているため、オンライン参加では一部音声が聞き取りづらいといった状況が発生する場合があります。ご容赦ください。
【参加方法】参加申込フォームに必要事項を記入の上、送信してください。締め切りは12月18日(水)の23:59までです。下記のQRコードからも参加申込フォームにアクセスできます。申込が完了された方には、申込時にご記入いただいたメールアドレスに、12月20日(金)中に当日の会場案内およびZoomアドレスをお送りいたします。


https://forms.gle/STXZND8yyMgLvpYK9

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