第25期・新風俗学教室(第6回) 2024/05/08
第25期・新風俗学教室 第6回のテーマは「女性向け雑誌に見る日曜大工」です。奮ってご参加ください。

※前回・前々回とは会場が異なります。研究会および懇親会の出欠は必ず事前にグーグルフォームでご回答ください
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【テーマ】 女性向け雑誌に見る日曜大工―戦後期日本における住まい/手づくり/ジェンダー

【要旨】 プロの手を借りず住まい手が自身の住まいを維持・補修・装飾したり日用品の製作を行なうHome Improvement (HI)は、戦後の日本では日曜大工と呼称され、特に1970年代に「お父さんの趣味」として拡大・定着した。しかし日曜大工という言葉自体は1950年代から流通しており、最初期の日曜大工はむしろ女性向け雑誌の中で表象されていた。こうした資料からは、住まいの維持を誰がどのように担うべきかをめぐる言説の変遷を見て取ることができる。
また日本のHI言説は、常に海外に向けられたまなざしの上に展開してきた。これらを踏まえて本報告では『それいゆ』『ジュニアそれいゆ』などの女性向け雑誌の日曜大工記事を紐解きながら、主にアメリカとの関係の中で新たな家庭規範が形成されつつあった1950年代の日本で、日曜大工がどのように語られたかを明らかにする。

【報告者】溝尻真也
【司会】阪本博志
【オンラインサポート&コーディネイター】阪本博志,塩谷昌之
【日時】2024年6月1日(土)15時〜18時
【会場】 明治大学駿河台キャンパス研究棟第一会議室(JR・東京メトロ 御茶ノ水,東京メトロ 新御茶ノ水,都営地下鉄・東京メトロ 神保町 各駅より徒歩3~5分) 地図

※新しい会場です(関東学院大学ではありません)ので、必ず場所をご確認ください。
※明治大学駿河大キャンパスのリバティタワー3階から渡り廊下で研究棟へ入り正面の部屋です(キャンパスマップ)
※今期の新風俗学教室は、原則対面で行いますが、Zoomでの参加もできます。


【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、18時半ごろから懇親会を開く予定です。
【オンラインの参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
【参加方法】参加申込フォームに必要事項を記入の上、送信してください。締め切りは5月29日(水)の23:59までです。下記のQRコードからも参加申込フォームにアクセスできます。申込が完了された方には、申込時にご記入いただいたメールアドレスに、5月31日(金)中に当日の会場案内およびZoomアドレスをお送りいたします。

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第25期・新風俗学教室(第5回) 2024/03/22
第25期新風俗学教室・第5回は、神野由紀さんに「インテリアと趣味―人は住まいをどう飾ってきたのか―」としてご報告いただきます。

※ 今回、会場が通常と異なります。研究会および懇親会の出欠は必ず事前にグーグルフォームでご回答ください
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【テーマ】 インテリアと趣味―人は住まいをどう飾ってきたのか―

【要旨】 近代以降、余剰の消費が可能になった人々の間で、住まいのインテリアは、住み手の趣味嗜好を語る重要な手掛かりとなっていきました。私たち一般市民は自らの住まいをどのように「よりよく」装飾しようとしたのでしょうか。
住宅や室内装飾の研究は、建築家や家具デザイナーなど作り手の思想や作品、そしてその作品を生んだ時代背景、それが暮らしに及ぼした影響などのすぐれた研究は多く残されていますが、上流階級でない限り、普通の住宅の室内装飾は住人が、自らの趣味で考え、選択しなければなりません。何を、どう飾るのかという、美的判断基準が住まい手自身に問われることになるわけですし、大衆ならではの悪趣味も露呈していきます。こうした名もないデザインの領域は、歴史上意図的に見落とされてきたといえます。
この発表では、近代以降の日本の室内から、一部の専門家だけではなく日々の暮らしの中で生み出されているデザイン実践を紹介し、新しいデザイン文化研究の手掛かりとしてみたいと思います。

【報告者】神野由紀
【司会】溝尻真也
【コーディネイター】阪本博志、塩谷昌之
【日時】2024年4月20日(土)14時〜17時
【会場】 昭和のくらし博物館 別館・吉井忠の部屋 https://sites.google.com/view/showanokurashi/ 東急池上線「久が原」駅より徒歩約8分, 東急多摩川線「下丸子」駅より徒歩約8分(地図

【注意事項】
今回の会場はこれまでとは異なりますので、以下の点に十分ご注意ください。
※今回は今期のテーマに合わせたエクスカーションを兼ねて「昭和のくらし博物館」で開催します。住宅地の中にある小さな博物館のため、必ず場所をご確認の上ご参加ください。
※発表は15時から別館で行ないますが、発表前に本館(小泉家住宅)を見学しますので、14時までにお越しください。なお会場利用の条件として、本館見学が必須となっております。入館の際に窓口にて本館+別館入館料(700円)をお支払いください。
※建物の入口には看板・貼り紙などありませんので、ご注意ください。
※今回の新風俗学教室は、会場の関係で対面のみの実施となります(Zoom配信はいたしません)。


【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、17時半ごろから懇親会を開く予定です。
【参加方法】参加申込フォームに必要事項を記入の上、送信してください。締め切りは4月17日(水)の23:59までです。下記のQRコードからも参加申込フォームにアクセスできます。

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『現代風俗学研究』投稿論文募集のお知らせ 2024/02/26
 現代風俗研究会東京の会では、『現代風俗学研究』の投稿論文を募集します。『現代風俗学研究』とは、東京の会が発行している研究誌です。発刊以来、「新風俗学教室」(東京の会主催)での年間テーマにもとづいた特集論文と、現代風俗に関する研究を広く扱った一般論文を掲載してきました。
 この度も特集論文とは別に、一般論文の投稿を受け付けています。一般論文は随時提出が可能ですが、下記エントリー締切日までにご申請いただいたものを次号に編集しています。詳細は以下の投稿規定、執筆要領をご参照ください。みなさまからの投稿をお待ちしています。

【発刊予定日】2024年9月
【エントリー締切日】2024年3月31日(日)
【投稿締切日】2024年5月6日(月)


現代風俗研究会東京の会
第24号『現代風俗学研究』編集委員会
編集委員長 神野由紀
編集委員 市川孝一、小林多寿子、常見耕平、中江桂子、加藤裕康、阪本博志、溝尻真也、塩谷昌之



『現代風俗学研究』 投稿規定

1.内容:広く現代の風俗に関する未発表の学術論文および研究ノート等。
2.投稿資格:原則として現代風俗研究会会員。
3.査読:提出された原稿については、編集委員会ないし委員会の委嘱した審査員がおこない、採否については委員会で審議する。
4.採択:採否および掲載号については、編集委員会が決定する。
5.投稿希望者並びに特集論文執筆者は氏名、所属、住所、電子メールアドレス、論文題名を明記の上、本編集委員会宛に電子メールを送信すること。執筆者には、編集委員会からフォーマットを送付する。
6.提出期限:随時受付とする。
7.提出先:『現代風俗学研究』編集委員会
8.掲載者には掲載誌5部を無償で送付する。別刷りの実費は著者負担とする。


『現代風俗学研究』執筆要項

1.原稿は規定のフォーマットを用い、10頁に収まるようにすること。
2.日本語と英文の題名、氏名、キーワード(3つ)を明記すること。
3.写真図表などはすべてモノクロとし、フォーマットの中にレイアウトすること。写真図表のファイル形式はJPEGとし、解像度は300dpi以上とする。
4.掲載する写真、図表などで版権所有者、所蔵権者の承認を必要とするものは、執筆者自身が許可を取っておくこと。本編集委員会では肖像権や知的所有権についての責任は負わない。
5.投稿の際は、規定フォーマットによる完成原稿を電子メールに添付して送付すること。投稿先は編集委員会事務局とする。
6.本誌掲載の諸論文は、編集委員会の責任のもと、必要に応じて電子化され、公衆送信される。
7.その他、編集に関する事項は、編集委員会が責任をもつこととする。

                     『現代風俗学研究』編集委員会
                      2001年11月30日
                      2006年3月31日改訂
                      2010年10月31日新訂
                      2012年9月13日改訂
                      2013年1月25日改訂
                      2017年2月2日改訂
                      2018年8月31日改訂


エントリー送付先:『現代風俗学研究』編集委員会事務局
神野 由紀
jinno[at]kanto-gakuin.ac.jp
(メール送信時、[at]を@に変換)
※投稿希望者は、氏名、連絡先、論文題名と要旨を明記の上、編集委員会事務局宛にメールでエントリーして下さい。

 

 

第25期 新風俗学教室 第4回開催のお知らせ 2024/02/03
 第4回は、菊地尊也さんに「百貨店の催事場における建築および暮らしの展示」としてご報告いただきます。

【テーマ】百貨店の催事場における建築および暮らしの展示
【報告者】菊地尊也(建築研究)

【要旨】 国内の建築展の歴史をみると、今日のように民間ギャラリーや美術館のみならず、都市の様々な場所で開催されてきたことがわかる。とくに百貨店の催事場は、建築展を催すための空間としてもながらく使用されてきたことが知られている。イベントの種類は多岐にわたり、今日的感覚から「建築展」として一口にくくることのできないひろがりをもつ。建築家の作品展のほか、より利用客の目線に即し、商業性と連動する催事も少なくない。また1950年代から60年代にかけては「会場構成」がなされるケースが目立つ。そこでは果たして、どのような建築や暮らしへの理想が投影されていたのだろうか。今回の発表では日本橋高島屋の8階催事場(1933年-現在)に着目し、催事場の空間的変遷とその使用のされ方について、空間ダイアグラムや写真を使って報告する。

【司会】阪本博志
【コーディネイター・オンラインサポート】溝尻真也、塩谷昌之
【日時】2024年3月2日(土)15時〜17時半
【会場】関東学院大学 横浜・関内キャンパス 15階 YK-1503教室
https://univ.kanto-gakuin.ac.jp/about-university/location.html
地図(google mapへ)

※新しい会場(これまでの関内メディアセンターではありません)ですので、必ず場所をご確認ください。
※建物の入口には看板・貼り紙などありませんので、ご注意ください。
※今期の新風俗学教室は、原則対面で行いますが、Zoomでの参加もできます。

【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、18時半ごろから懇親会を開く予定です。
【オンラインの参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
【参加方法】以下のURLかQRコードから移動したフォームにて、参加申込をしてください。。締め切りは2月28日(水)の23:59までです。申込が完了された方は、申込時にご記入いただいたメールアドレスに、3月1日(金)中に当日の会場案内および、zoomアドレスをお送りいたします。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdhco8yct9_pJPhsjMyJT_Odm_NidWnjW4s-dfJvbM3k_Nrkg/viewform

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第25期 新風俗学教室 第3回開催のお知らせ 2023/12/24
 第3回は、内海智行さんに「〈共犯〉するクライアントと建築家」としてご報告いただきます。

【テーマ】〈共犯〉するクライアントと建築家
【報告者】内海智行(ミリグラムスタジオ)

【要旨】
 ひとの住まいは個々の欲望や価値観に深く関連しており、単なる居場所以上の意味を持っています。前世紀後半から消費の中心となった中間層にも、モダンデザインを背景に、住まいを建築家へ委ねる依頼主が現れはじめました。現代においても多様な住まいの形が無限に消費され続けています。普通の暮らしを再編しつつも、建築家は依頼者の欲求と向き合いながら、(-例えば、それは快適性や実用的な視点以外の美的価値や哲学だったり、あるいは感情的な利益としての趣味やライフスタイルという消費。または家族という単位の合意形成のプロセスや、空間を所有することで獲得する新たな社会階層への帰属等々-)本質的に他者でありながらも、どのようなプロセスを経て、クライアントとの共犯関係を築いてきたのか。具体的なエピソードを上げながらお話ししたいと思います。

【司会】神野由紀
【コーディネイター】塩谷昌之
【オンラインサポート】溝尻真也、阪本博志
【日時】2024年1月27日(土)15時〜17時半
【会場】関東学院大学 横浜・関内キャンパス 13階 YK-1301教室【※教室変更になりました】
https://univ.kanto-gakuin.ac.jp/about-university/location.html

※当日、近くの階で大学入試が行われていますので、館内ではお静かに移動をお願いします。
※新しい会場(これまでの関内メディアセンターではありません)ですので、必ず場所をご確認ください。
※建物の入口には看板・貼り紙などありませんので、ご注意ください。
※今期の新風俗学教室は、原則対面で行いますが、Zoomでの参加もできます。

【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、18時半ごろから懇親会を開く予定です。
【オンラインの参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
【参加方法】以下のURLかQRコードから移動したフォームにて、参加申込をしてください。締め切りは1月24日(水)の23:59までです。申込が完了された方は、ご記入いただいたメールアドレスに、1月25日(木)中に当日の会場および、zoomアドレスの案内をお送りいたします。

https://forms.gle/gCJcTDAfoKnBrG567

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