一般社団法人現代風俗研究会 総会開催のお知らせ | 2007/07/16 |
■一般社団法人現代風俗研究会 総会開催のお知らせ■■
(社)現代風俗研究会会長 高橋千鶴子
一般社団法人現代風俗研究会の総会を以下の要領で開催します。年末のお忙しい時期だと存じますが、ぜひご出席願います。
日時 12月8日(土)
場所 京都精華大学 黎明館 L-103
(京都市左京区岩倉木野町137 電話:075-702-5100)
■主な議題(予定)
(1)平成30年度事業報告及び収支決算についての事項
(2)平成31年度事業計画及び収支予算についての事項
(3)一般社団法人現代風俗研究会役員選挙
(4)その他
■プログラム
13:30~ 受付開始
14:00~15:00 総会・選挙
15:00~17:00
記念講演 針谷順子さん『現風研草創期の京都、東京の人びと』
18:30~ 懇親会(会場:ミュンヘン(四条河原町))
記念講演 針谷順子さん(編集工房 球)
★現風研草創期の京都、東京の人びと★
76年に京都に現風研が創立され、東京にも様々な情報がメディアを通じて入ってきた。参加したい人が増えて、77年東京にも現風研が発足した。
それ以来、京都と東京の現風研に参加して、様々な方に出会った。
エポックは、創立から10年目の継続論議と法人化、理事の世代交代、そしてあやかり隊事件が起きる。
その後も様々な知恵を絞って、40年以上存続しているのは慶賀の至り。話は主に前半の20年くらいに光を当てることになると思う。
2018年度7月例会のご案内 | 2007/07/16 |
日時:7月21日(土)午後2時〜5時
場所:京都教育文化センター205号室
発表者:中山良子さん
太陽族と「純愛コンビ」の間に、なにがあるんやろうか。
吉永小百合はかわいいけど、なんやそれだけとちゃうんちゃうか?
「純愛コンビ」を描く映画作品が生み出され、消費される、ちゅう時代はなんなんやろうか?
1956年から東京オリンピックの始まる直前にかけての、「青少年かくあるべき」という声の高まりを、警察による暴力の管理や非行への言及、青少年問題協議会の動き、そして映画規制に着目ながら、考えたいと思います。
2018年度5月例会のご案内 | 2007/07/16 |
日時:5月26日(土)午後2時〜5時
場所:京都教育文化センター205号室
発表者:鵜飼正樹さん
「人間ポンプものがたり」
「人間ポンプ」という芸、または芸人が日本にあらわれたのは、今から80年前のことでした。そして、2人の「人間ポンプ」が亡くなった1995年以降、「人間ポンプ」を名乗る芸は、演じられなくなりました。この間、何人もの「人間ポンプ」が、その芸を演じてきました。「人間ポンプ」とはいかなる芸であったのか? どのようにして生まれたのか? だれが演じてきたのか? なぜ姿を消してしまったのか? 忘れられた「人間ポンプ」という芸の謎を解明します。絵看板、ポスター、チラシ、映像などの秘蔵資料も、一挙大公開!
2018年度4月例会のご案内 | 2007/07/16 |
現代風俗研究会 4月例会のご案内
日時 2018年4月7日(土)午後2時から
場所 徳正寺さん
報告者 森 治子さん
「お手伝いさん、社会学にであう
-現風研的目線でみた介護の世界-」
このところお休みしていますが、会報で「お手伝いさんは見ないふり」を連載している森治子(森ハルコ)です。ふだん私は週の半分を福祉の世界で介護者もしくは介助者として働き、週の半分は非常勤講師として生活文化史や大衆文化論、家庭科的な科目を教えています。
ちょっとした思いつきから福祉の世界に足を踏み入れることになりましたが、生活学や民俗学的な視点や知識をもって福祉の現場に入ることは、かなり大きな強みであると感じています。
最初は訪問介護員(訪問ヘルパー)から仕事を始めました。訪問ヘルパーはご自宅にうかがい、その家の台所用品や電化製品を使って家事援助を行ったり、入浴や排泄の介助をします。入所施設や病院とは異なり、ひとの生活が築かれてきた住まいのなかで支援するということは、その人のプライバシー空間に入り、生(ナマ)の生活に介入することになります。家族でも親戚でもないのに台所に立ったり、家の掃除をする。おむつを交換したり、入浴を手伝うなど、肌に触れることも多い仕事です。家族のプライバシーには立ち入らないけれど、利用者さんとは一対一の親密な関わりを持ちます。
利用者さんから昔の話が聞けること、家財道具やインテリアから、生活のうつりかわりを感じることができるのは訪問介護のおもしろいところです。お風呂の縁にしゃがんで戦前の子供時代の話を聞いたり、洗いもののなかに昔のトリスジュースのコップを見つけてひとり盛り上がったり。
ただヘルパーの仕事は体力もいるし、楽しいことばかりではありません。大雪でも台風でも休めないし、責任も大きい。独居のかたが倒れているのを発見することもあります。観察すること、話を聞くこと、という楽しみがなければ、私はヘルパーの仕事をおもしろいとは思えなかったかもしれません。
訪問ヘルパーとして働くなかで、さまざまな社会問題にぶつかることもありました。いままで自分が知らなかった世界を知り、そこであらためて社会学と出あうことにもなりました。現風研でなじんでいた楽しくおもしろい社会学とは違う社会学でした。
お手伝いさんが遭遇して考えた、現風研的視点からみた現代介護事情をおはなししたいと思います。
2018年度1月例会のご案内 | 2007/07/16 |
日時:2月3日(土)午後2時〜
場所:徳正寺さん(富小路通四条下る)
「着せ替え人形はだれのもの」
報告者 川井ゆうさん
着せ替え人形を、たとえば『日本国語大辞典』でひくと、「人形の一つ。紙製、布製などの着物を着せかえることができるようになっているもの。子どもの遊び具」と書かれております。なのでタイトルの「だれのもの」と問われれば、「子どものもの」と答えて、辞典的には正解です。わたくしも女児のころ、着せ替え人形でよく遊んだものでした。だがしかし。着せ替え人形たちをいろいろ見ていると、どうやら「子どものもの」とひとことで済ませてはいけないのではないか。そんなことをつらつらかんがえて二十年が経ちました。そして大げさですが、21世紀の着せ替え人形遊びは、携帯電話を持たない昭和のわたくしにはもう、遊び方さえわからないような一面があります。手に負えないのであります。そこでこの例会で報告をさせていただく機会をもって、いったん棚上げにしようとおもいいたりました。
時間のゆるすかぎり多くの図版をお見せしたいとおもっております。しかし棚上げするとなると、着せ替え人形について報告すると言いながら、わたくし自身の過去を語ることになってしまうかもしれません。たとえば、幼いころ買ってもらえなかった着せ替え人形のコマーシャルソングをいまだに覚えているわたし。とくべつなリカちゃん人形を抽選で当てようと、研究のためとはいえドーナツを大量食いしたあのとき。おもちゃ屋さん(この表現がセピア色)で、おばちゃんのわたしがひとり、子どもたちにまざっていっしょに遊んでしまい、ママたちに警戒された(かもしれない)あのとき。べつのおもちゃ屋では写真を撮っているあやしいわたし。
どうぞ聴いてやってくださいませ。
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