2013年3月例会案内 2007/07/16
(今回は日曜日です。お間違えの無いようご注意ください)

日時:3月31日(日)

場所:徳正寺さん

報告者:疋田正博さん
(株式会社シー・ディー・アイ代表取締役)

タイトル:「うーん!その宿題、難しい」


 予備校の宣伝に似せて言うなら「なんで私が報告者に?」。例会出席率の悪い睡眠会員を覚醒させるためか、それとも「おとろえ・おちぶれて」いる本人にその気分をしゃべらそうという意地悪な魂胆かと僻んでいたが、井上章一氏の基調報告は流石。

 見慣れないものが出現すれば、誰でも興味を持つ。馬鹿でもその解釈を試みる。しかし、見慣れたものがいつのまにか「おとろえ・おちぶれて」いることにはひとはなかなか気づかない。そういう事例を見つけて共通性や法則を見出そうという研究こそ現風研の使命、存在意義ではないかと。以来私は毎晩井上氏の宮型霊柩車に匹敵するものを思いつかなくてはと、不眠症に。期待には応えられそうもない。

 

 

2013年1月例会案内 2007/07/16
日時:2月2日(土) 午後2時~5時
報告者:井上章一さん
場所:徳正寺さん(Google Map:http://p.tl/zUMk

テーマ:「おとろえること、おちぶれること、
     あるいはちょっときどってデカダンス」


 風俗は、どんなものであっても、衰退へとむかう時がきます。定点観測をつづけることができなくなる時期を、いやおうなくむかえてしまうのです。そんな衰亡の諸相を、さまざまな風俗現象のおとろえへ目をそそぐことで、比較してみたい。あわよくば、絶滅へとむかう力学の一般化はできないか。そんな野心をいだきました。現風研の衰亡期にふさわしい研究だと、うぬぼれてもいるのですが、どうでしょう。

 

 

2012年度総会のお知らせ 2007/07/16
社団法人現代風俗研究会の総会を以下の要領で開催します。年末のお忙しい時期だと存じますが、ぜひご出席願います。


 日時  12月15日(土)
 場所  京都精華大学 黎明館 L-103

※会場へのアクセス
 http://www.kyoto-seika.ac.jp/access/index.html


■主な議題(予定)

 (1)平成24年度事業報告及び収支決算についての事項
 (2)平成25年度事業計画及び収支予算についての事項
 (3)現代風俗研究会役員選挙
 (4)「橋本峰雄賞」発表・贈呈式
 (5)その他



■プログラム

 13:30~  受付開始
 14:00~15:00  総会・選挙
 15:00~17:00  2013年度のテーマに関する基調報告
 18:00~ 懇親会(三条・四条界隈を予定)



■基調報告

・報告者 井上忠司さん

・要旨

 現風研の設立総会は、1976年9月18日(土)に、法然院の大広間で開催されました。集まった人の数はおよそ60名。桑原武夫先生を会長に、呼びかけ人の9名がそのまま理事として承認されて、スタートしたのでした。

 新聞各紙でその模様が報じられると、たちまち会員数は倍々増。当初の3年間は、まさに“試行錯誤”の連続でありました。せいぜい60名くらいの規模でしか、貝の運営は想定されていなかったからです。

 今回の総会で、はや37回目とか。思えば、当初のころの事情を知る人がめっきり少なくなってしまいました。数少ない“証人”(?)のひとりとして、私がおしゃべり役を仰せつかりました次第です。

 『年報』(全10巻)の巻末ごとに、研究会の年次活動が記録されています。私としましては、そこには書かれざる“裏面史”(ウラ話)を、なるべく語ることにいたしましょう。

 さて、どんなお話が飛びだしますことやら?!

 

 

2012年9月例会のご案内 2007/07/16
■日時:9月15日(土) 午後2時~

■場所:徳正寺さん(下京区四条富小路下る)
     (Google Map:http://goo.gl/w3ZeR

■報告者:川井ゆうさん(元おままごとの会、祖母兼姑兼母役)

■テーマ:「カレーの食べ方大研究」のその後


■報告要旨

 あれはもう十七年前のことじゃったか、当時の二十代の若者たちといっしょに、ちいさな活動をしたことがござった。ひょっこのあつまりという意味をこめて「おままごとの会」と名づけたんじゃ。そのときはのぉ、「カレーの食べ方大研究」、「私鉄沿線みやげもの調査」、「おままごとの真髄」のみっつについて、しらべたんじゃ。かつての若者たちはみなりっぱになったが、ババアのわしは、ずっとババアのまま生きながらえておる。じゃがの、ババはそのみっつの調査を宝物にしてそれ以後もだいじにだいじにして、ババアなりにそだてておったんじゃ。かつての若者たちのように多くの人たちにアンケートをしたりはもうできんのじゃが、ババアがだいじにしてきた宝物のひとつを、今回みなさんにみてもらおうとおもっておる。

 十七年まえの報告をごぞんじない方のために言いそえておくと、おままごとの会のカレーの調査は、カレーの歴史がどうのこうのというのではなく、また、カレーのルーの材料云々でもなく、はたまたカレーの味にも関心をむけてはおらぬ。ひたすら、「食べ方」をながめたのじゃ。現風研流には「しぐさ」とでも言おうかのぉ。それから十七年、ババア独自のそだてかたをしたもんじゃから、もとの調査とはかなりちがったものになったがの、それはそれなりに、笑ってもらえるものではないかと、内心期待しておるんじゃよ。

 古株の現風研会員諸氏に告ぐ。来られるまえに、十七年前の調査の成果が書かれた年報(脳内グルメ)の54頁から66頁を読んでおかれると、よいかもしれぬ。

 

 

2012年7月例会のご案内 2007/07/16
■日時:7月14日(土) 午後2時

■場所:徳正寺さん(下京区四条富小路下る)
     (Google Map:http://goo.gl/w3ZeR

■報告者:小川伸彦さん(奈良女子大学)


■報告要旨

 いま、一瞬、まわりを見回してみてください。何かの箱や袋はありませんか。また。モノを見せるちょっとした空間も目に入るのではないでしょうか。

 前者は、パッケージ。後者はディスプレイ。ともに私たちの生活や街に不可欠な要素でありながら、その生態は見逃されてきたように思います。

 そこで、奈良女子大学文学部文化メディア学コースの学生たちとともに、パッケージ&ディスプレイ研究をおこない、2冊の報告書にまとめました。拙いものですが、今回はその内容を紹介いたします。これをまくらに、パッケージ観察ばなしやディスプレイ体験談などを皆様からご披露いただければさいわいです。


★お願い★

 例会に参加される方は、できるだけ何か一点、<気になるパッケージ>をご持参ください。何を「パッケージ」とするかの判断もおまかせします。

 


■過去ログ

 

 

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