『現代風俗学研究』投稿論文募集のお知らせ 2023/03/27
 現代風俗研究会東京の会では、『現代風俗学研究』の投稿論文を募集します。『現代風俗学研究』とは、東京の会が発行している研究誌です。発刊以来、「新風俗学教室」(東京の会主催)での年間テーマにもとづいた特集論文と、現代風俗に関する研究を広く扱った一般論文を掲載してきました。
 この度も特集論文とは別に、一般論文の投稿を受け付けています。詳細は以下の投稿規定、執筆要領をご参照ください。みなさまからの投稿をお待ちしています。

【発刊予定日】2023年9月
【エントリー締切日】2023年4月7日(金)
【投稿締切日】2023年5月12日(金)

現代風俗研究会東京の会
第23号『現代風俗学研究』編集委員会
編集委員長 加藤裕康
編集委員 市川孝一、小林多寿子、神野由紀、常見耕平、中江桂子


『現代風俗学研究』 投稿規定

1.内容:広く現代の風俗に関する未発表の学術論文および研究ノート等。
2.投稿資格:原則として現代風俗研究会会員。
3.査読:提出された原稿については、編集委員会ないし委員会の委嘱した審査員がおこない、採否については委員会で審議する。
4.採択:採否および掲載号については、編集委員会が決定する。
5.投稿希望者並びに特集論文執筆者は氏名、所属、住所、電子メールアドレス、論文題名を明記の上、本編集委員会宛に電子メールを送信すること。執筆者には、編集委員会からフォーマットを送付する。
6.提出期限:随時受付とする。
7.提出先:『現代風俗学研究』編集委員会
8.掲載者には掲載誌5部を無償で送付する。別刷りの実費は著者負担とする。


『現代風俗学研究』執筆要項

1.原稿は規定のフォーマットを用い、10頁に収まるようにすること。
2.日本語と英文の題名、氏名、キーワード(3つ)を明記すること。
3.写真図表などはすべてモノクロとし、フォーマットの中にレイアウトすること。写真図表のファイル形式はJPEGとし、解像度は300dpi以上とする。
4.掲載する写真、図表などで版権所有者、所蔵権者の承認を必要とするものは、執筆者自身が許可を取っておくこと。本編集委員会では肖像権や知的所有権についての責任は負わない。
5.投稿の際は、規定フォーマットによる完成原稿を電子メールに添付して送付すること。投稿先は編集委員会事務局とする。
6.本誌掲載の諸論文は、編集委員会の責任のもと、必要に応じて電子化され、公衆送信される。
7.その他、編集に関する事項は、編集委員会が責任をもつこととする。

                     『現代風俗学研究』編集委員会
                      2001年11月30日
                      2006年3月31日改訂
                      2010年10月31日新訂
                      2012年9月13日改訂
                      2013年1月25日改訂
                      2017年2月2日改訂
                      2018年8月31日改訂


エントリー送付先 :『現代風俗学研究』編集委員会事務局
加藤 裕康
fieldwork777[at]gmail.com
(メール送信時、[at]を@に変換)
※投稿希望者は、氏名、連絡先、論文題名と要旨を明記の上、編集委員会事務局宛にメールでエントリーして下さい。

 

 

第24期 新風俗学教室 第4回開催のお知らせ 2023/03/26
第4回は、小林多寿子さんに「現代風俗研究会東京の会の1990年代」としてご報告いただきます。

【テーマ】現代風俗研究会東京の会の1990年代
 ―「あやかり現象」調査から『現代風俗学研究』へ―
【報告者】小林多寿子

【要旨】
 東京の会は、1978年4月30日、東京・浅草の待乳山聖天で始まった。
 現代風俗研究会は、1976年9月18日、京都・法然院で設立総会が開かれて誕生したので、その翌々年に東京の会が始まっている。以後、1980年代は、年報の合評会を中心に不定期的に会がもたれてきた。
 本報告では、とくに1990年代から2000年代前半にかけての東京の会の活動を紹介したい。1993年6月9日の「皇太子御成婚」の日と前後して慶事にあやかろうとするさまざまな動きがみられ、東京の会は、これを「あやかり現象」としてとらえて、現風研会員へのアンケート調査や考現学的調査をおこなった。この「あやかり現象」調査の報告書としてまとめられたのが『現代風俗学研究』第1号であった。
 今日の東京の会のスタイルである年間の研究テーマのもとに研究例会を重ねて、『現代風俗学研究』にまとめていくというやり方が定着したのは1990年代である。「あやかり現象」調査に始まり、『現代風俗学研究』刊行へつながっていった1990年代から2000年代前半の活動を確認しながら、東京の会の軌跡を再考したい。

【司会】加藤裕康
【コーディネイター】神野由紀
【オンラインサポート】溝尻真也、塩谷昌之、鈴木亮太
【日時】2023年4月22日(土)15時〜17時半
【会場】東京都豊島区東池袋1-47-2 サニーハイム池袋202号室
 定員20名で申し込み先着順となります。
 当日は、オンライン(ZOOM)でも参加できますが、民間会議室で開催するため、通信環境が保証されているわけではありません。通信接続できない場合は、オンライン教室を中断します。その点をご了承ください。オンラインでの参加の場合は、参加資格をご覧ください。

【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後は、懇親会を開く予定です。
【オンラインの参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
【参加方法】以下のURLかQRコードから参加申込フォームに移動し、参加申込をしてください。申し込み締切りは4月20日(木)の23:59までです。申込が完了された方は、申込時にご記入いただいたメールアドレスに21日(金)中に、当日参加用のzoomアドレスをお送りいたします。

お申し込みは下記URLからお願いします。
https://forms.gle/QxVXu7xyMQHpwvYs7

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第24期 新風俗学教室 第3回開催のお知らせ 2022/11/24
第3回は、佐藤健二さんに「現代風俗:今和次郎・石井研堂・柳田国男をめぐって」としてご報告いただきます。

【テーマ】現代風俗:今和次郎・石井研堂・柳田国男をめぐって
【報告者】佐藤健二
【要旨】「現代風俗研究会」を覗きにいった最初の記憶は、1981年11月の総会で、そこではじめて鶴見俊輔さんにあったように思う。博士課程に進学したばかりの学生で、修士論文でとりあげた柳田国男の「敗戦」論の小論をお渡しした。ただそのときは『明治大正史世相篇』を深く理解していなかったから、世相としての「風俗」をきちんと論じていない。「現代風俗」を考えはじめたのは、今和次郎との出会いからだろう。東京の会の針谷さんが編集者として関わった『モデルノロヂオ』『考現学採集』の二冊の復刻で、今の考現学を本腰入れて勉強した。川添登さんと工学院大学所蔵の今和次郎資料を調べにいったのは、なつかしい思い出である。今は1928(昭和3)年の『日本風俗史講座』に「現代風俗」という論文を書いたが、これが「考現学総論」となった。同じ雄山閣の『郷土史研究講座』に1932(昭和7)年に「郷土考現学」を書くが『今和次郎集』にも漏れ、あまり知られていない論考で、しかも柳田の『明治大正史世相篇』が1931(昭和6)年に出されているのを考えてみるとおもしろい。柳田国男と今和次郎については、さまざまな対比もでき、また基本的な共鳴も論じられるだろう。ただ、思いつきの対比だけで閉じてしまうのは、もったいない。私としては、もうひとつ石井研堂という別な視角もくわえて考えてみると、すこし立体的になろうかと思う。単純に、私の研究法に影響をあたえた3人でもある。研堂の『明治事物起原』もじつは過去の歴史の発掘というよりも、忘れられた現代風俗の考証だった。新聞紙と人力車と写真のはじまりの考証から積み重ねられ、けっきょく明治文化のエンサイクロペディアと評価されるまで育てていけた持続力に深く感動する。
たぶん、ひどく断片的で散漫な話にしかならないと思うけれども、「柳田国男」「今和次郎」「石井研堂」をとりあげて、雑談をしてみたいと思っている。

【司会】神野由紀
【コーディネイター】中江桂子
【オンラインサポート】鈴木亮太、菊地映輝
【日時】2022年12月17日(土)15時〜17時半
【会場】明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1階、リバティホール
※前回と会場が異なります。お越しの際は、ご注意ください。
※当日は、オンライン(ZOOM)でも参加できます。オンラインでの参加の場合は、参加資格をご覧ください。なお、会場への参加はどなたも自由です。

【参加方法】本申込フォームからお願いします。申し込み締切りは12月15日(木)の23:59までです。申込が完了された方は、申込時にご記入いただいたメールアドレスに16日(金)中に、当日参加用のzoomアドレスをお送りいたします。
【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後は、懇親会を開く予定です。
【オンラインの参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。

お申し込みは下記URLからお願いします。
https://forms.gle/2dLUnKt5CBQL593j7

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第24期 新風俗学教室 第2回開催のお知らせ 2022/11/03
今期の研究テーマは「現代風俗学の軌跡」です。現代風俗研究会が京都で発足してから40年以上経ち、世代交代が進みつつあります。東京の会では、2012年3月に第一世代から第二世代に運営のバトンが渡され、今年10年の節目を迎えました。現在、第三世代も台頭してきて、盛り上がりを見せています。

しかし、中堅・若手たちにとって、現代風俗研究を支えてきた先人たちについては、ほとんど書物を通してしか知り得ません。東京の会の歩みについては、その歴史も記録されていない状況です。さらに新型コロナウィルスの禍は、先人たちから話を聞く機会を一層減らしたと危惧しています。

そこで今期は、現代風俗研究に近い分野で研究してきた先人たちに、あらためてお話をうかがう機会としたいと思います。

第2回は、長い年月、風俗を見てきた社会学者は今、何を思うのか。余暇、習俗、食、パチンコ、メディア、中間文化など多岐にわたるテーマの著作を発表し、風俗学に多大な影響を与えてきた加藤秀俊さんが登壇します。


【テーマ】 わたしの風俗学
【報告者】加藤秀俊
【司会】中江桂子
【コーディネイター】加藤裕康
【オンラインサポート】鈴木亮太、菊地映輝
【日時】2022年11月19日(土)15時半~17時半
【会場】明治大学和泉キャンパス 明治大学和泉図書館ホール
※いつもと開始時間と会場が異なります。お越しの際は、ご注意ください。
※当日は、オンライン(ZOOM)でも参加できます。オンラインでの参加の場合は、参加資格をご覧ください。なお、会場への参加はどなたも自由です。

【参加方法】本申込フォームからお願いします。申し込み締切りは11月17日(木)の23:59までです。申込が完了された方は、申込時にご記入いただいたメールアドレスに18日(金)中に、当日参加用のzoomアドレスをお送りいたします。
【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後は、懇親会を開く予定です。
【オンラインの参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。

お申し込みは下記URLからお願いします。
https://forms.gle/Fu8vuscgvcPQUCWu5

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第24期 新風俗学教室 第1回開催のお知らせ 2022/09/17
 今期の研究テーマは「現代風俗学の軌跡」です。
 現代風俗研究会が京都で発足してから40年以上経ち、世代交代が進みつつあります。東京の会では、2012年3月に第一世代から第二世代に運営のバトンが渡され、今年10年の節目を迎えました。現在、第三世代も台頭してきて、盛り上がりを見せています。
 しかし、中堅・若手たちにとって、現代風俗研究を支えてきた先人たちについては、ほとんど書物を通してしか知り得ません。東京の会の歩みについては、その歴史も記録されていない状況です。さらに新型コロナウィルスの禍は、先人たちから話を聞く機会を一層減らしたと危惧しています。
 そこで今期は、現代風俗研究に近い分野で研究してきた先人たちに、あらためてお話をうかがう機会としたいと思います。

【テーマ】現風研昔語り
【要旨】
 現代風俗研究会の創立は、1976年。京都で、だ。新聞などに紹介されたため、東京からの入会希望者が多くなり、東京に支部が作られることとなった。当時、桑原武夫会長は、「中心はあくまで京都で、決して東京に移してはいけない」と言ったと聞く。1977年、東京浅草の待乳山聖天にて東京支部の創立総会が開かれ、京都から、井上忠司事務局長が東京の会の創立を宣言された。多田道太郎の熱心な勧誘もあり、東京の創立メンバーには、編集者が多く参加した。また、鶴見俊輔の関係からか、思想の科学研究会のメンバーも若干参加することになった。
 創立10年を記念する書籍が出版された時には、600人以上の会員を誇り、老若男女、普通の人々が参加することが期待されていた。多田道太郎が、「ホステスさんが、会員になった」と喜んで、会員から逆に差別的なのではないかと揶揄されたりした。その後、会費の値上げなどもあり、京都の研究会は研究者中心に舵を切った。
 桑原の言葉に関わらず、創立当初の現風研のコンセプトを受け継いだのは、むしろ東京の会なのではないかと考えている。創立から45年経ち、創立期には生まれていない方々もメンバーになり、昭和は遠くなっている。
 もう一度、歴史を振り返るのも悪くないかもしれない。残念ながら、京都での創立時には参加していないが、東京の会創立時からほとんど参加している針谷が、東京と京都の現風研体験を昔語りとして披露させていただく。

【報告者】針谷順子
【司会】加藤裕康
【コーディネイター】中江桂子
【オンラインサポート】鈴木亮太、菊地映輝

【日時】2022年10月1日(土曜日)15時~17時半
【会場】明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1064教室
 当日は、オンライン(ZOOM)でも参加できます。オンラインでの参加の場合は、参加資格をご覧ください。なお、会場への参加はどなたも自由です。
【参加費】今回、参加費はありませんが、会場費などの運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後は、懇親会を開く予定です。
【オンラインの参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
【参加方法】以下のURLかQRコードから参加申込フォームに移動し、参加申込をしてください。申し込み締切りは9月29日(木)の23:59までです。申込が完了された方は、申込時にご記入いただいたメールアドレスに30日(金)中に、当日参加用のzoomアドレスをコーディネーターがお送りいたします。

お申し込みは下記URLからお願いします。
https://forms.gle/iJwqd78NFPqyjVax8

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