新風俗学教室(第17期第4回)開催のお知らせ 2007/07/16
【日時】2014年6月7日(土曜日)午後3時~6時

【会場】成蹊大学丸の内サテライトオフィス

【テーマ】アイドル学事始め

【報告者】稲増龍夫

【司会】神野由紀

【コーディネイター】中江桂子


【報告要旨】
 1983年の日本社会学会で「松田聖子はメディアである」という発表をして以来、ポストモダンという言葉を使わないポストモダン文化論としてアイドルを研究対象としてきた。

 今は、AKB48という表文化のメガヒット現象から、ご当地アイドル、地下アイドル、ボーカロイドに至るまで多岐にわたるアイドル現象が同時多発的に展開されている。

 この30年間のアイドル現象を概括しつつ、アイドルを研究することの意味について報告する。


【参加費】
 教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。

【懇親会のご案内】
 毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。

【場所】
千代田区丸の内3-2-3 富士ビル4階(丸の内仲通りに面する)412室

【最寄り駅】
JR東京駅丸の内口(徒歩約5分)、同有楽町駅北口(徒歩約3分)
東京メトロ丸の内線東京駅(徒歩約5分)、同有楽町線有楽町駅A1番出口(徒歩約1分)、同千代田線二重橋駅1番出口(徒歩約1分)、同日比谷線日比谷駅A3番出口(徒歩約2分)

 

 

新風俗学教室(第17期第3回)開催のお知らせ 2007/07/16
『めぐりあうものたちの群像: 戦後日本の米軍基地と音楽1945-1958』(大月書店)で第35回サントリー学芸賞〈社会・風俗部門〉を受賞された青木深さんのご報告です。


【テーマ】戦後日本のアメリカス――米軍基地における音楽と人の交錯1945-1958

【日時】4月26日(土)午後3時~6時

【報告者】青木深(一橋大学)

【司会】中江桂子

【コーディネイター】加藤裕康


【報告要旨】
 1945年8月末から1950年代後半にかけて、短期滞在者を含めれば数百万規模の米軍将兵が来日した。滞日中の彼らは、軍事訓練や組織維持業務のほか余暇時間も過ごし、基地や接収建物に米軍が設置したクラブや劇場、基地周辺で営業したキャバレーやバーなども訪れた。そうした建物ではおもに日本人の楽団が生演奏を供した。従来、このいわゆる「進駐軍クラブ」の音楽はジャズと強く結び付けられ、「進駐軍時代」は、1920年代から続く日本のジャズ受容史において決定的な局面とされてきた。これは妥当な認識だが、本報告ではむしろ、ジャズ受容史という大きな物語では見えてこない、さまざまな音楽と人の交錯を明らかにする。今回は「東京の会」であることを鑑みて、戦後は全国に米軍基地が散在した事実を重視しつつも、とくに関東の米軍基地とその周辺に着目していく。

 来日した米軍将兵は、日本人楽団の演奏のなかで踊ったり飲食したりしただけでなく、自分たち自身でも演奏や歌唱をおこない、来日した米軍慰問団を観に行き、あるいは「日本的」な音楽や芸能に遭遇することもあった。また、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジアからの移民一世や二世をも含む米軍将兵たちは、当時の米国で演奏された多様な音楽を日本でも味わった――ヨーデルやフィドルを駆使したカントリー&ウエスタン、ギターで弾き語られるメキシコの歌、キリスト教やユダヤ教の礼拝で歌われる聖歌、黒人兵たちのリズム&ブルースあるいはスピリチュアルズ、ほか。そうした音楽の現場に日本人が深く関わっていたケースもあるが、日本人との接点をもたないまま演奏されていたものも少なくない。今回の報告では、戦後日本文化におけるアメリカ音楽の「受容」や「影響」という意味を読み込みがたい「些細な」点も含め、断片的な記録や記憶を現代の地図に重ね合わせながら、戦後日本を去来したアメリカスの人と音楽を浮き上がらせたい。


【会場】成蹊大学 8号館405教室(予定)
 ※今回は丸の内のサテライトではありません。ご注意ください。

【参加費】
 教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。

【懇親会のご案内】
 毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。

【最寄り駅】
・吉祥寺駅 JR中央線・総武線(東京メトロ東西線)・京王井の頭線
吉祥寺駅北口バスのりば1・2番より 関東バスで約5分/成蹊学園前下車
吉祥寺駅より徒歩約15分
・西武新宿線 西武柳沢駅
西武柳沢駅南口より関東バス(吉祥寺駅 行き)で約20分/成蹊学園前下車

 

 

第17期・新風俗学教室第2回開催のお知らせ 2007/07/16
次回は『メモリースケープ 「あの頃」を呼び起こす音楽』(読売新聞書評 http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20131126-OYT8T00327.htm)を上梓された小泉恭子さんのご報告です。


【テーマ】「あの頃」を連れてくる音楽

【報告者】小泉恭子(大妻女子大学)

【司会】加藤裕康

【コーディネイター】神野由紀

【報告要旨】
 音楽が記憶を呼び起こす力は、世代を超えて歌い継がれる「スタンダード」よりも、特定の世代だけが知り歌い継がれない「コモン・ミュージック」のほうが強い。本研究は、うたごえバス、フォーク酒場、コミュニティ・ラジオ、映画のサウンドトラック愛好団体を対象にしたフィールドワークを通じて明らかになったこの傾向を、A.アパデュライの「スケープ」概念を援用しながら分析を試みたものである。個人的記憶と集合的記憶の双方から「無意志的に」掬い出される記憶の地景に目を向けることで、音楽とノスタルジアの関係をアイデンティティや社会的紐帯の視点からのみ論じようとした先行研究の限界を乗り越えようとしたものでもある。

【参加費】
 教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。

【懇親会のご案内】
 毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。

【日時】2014年1月25日(土曜日)午後3時~6時

【会場】関東学院大学 関内メディアセンター(8階) M―803会議室
※ 当日はビルの正面入り口が閉まっています。夜間通用口をご利用ください。
http://univ.kanto-gakuin.ac.jp/modules/media7/

【場所】横浜市中区太田町2-23

【最寄り駅】
 みなとみらい線日本大通り駅1番出口より徒歩5分
 みなとみらい線馬車道駅5番出口より徒歩5分
 JR関内駅北口より徒歩5分
 地下鉄関内駅1番出口より徒歩5分


フェイスブックのページ
東京の会グループ http://www.facebook.com/groups/286378468091266/
現代風俗研究会グループ http://www.facebook.com/groups/416187335143280/

 

 

第17期・新風俗学教室第1回開催のお知らせ 2007/07/16
 第16期「趣味の風俗」はいずれの回も盛会となり、東京の会を無事に再スタートさせることが出来ました。本会を支えてくださったみなさまに心よりお礼申し上げます。

 第17期のテーマは「音楽をめぐる風俗」です。社交ダンスやアイドルファン、オーディオ・マニアなど音楽に関連するさまざまな風俗を取り上げていきます。

 会場では、報告希望者を随時受け付けています。なお東京の会では、新人会員の報告者を発掘していきたいと考えています。まだご報告されていない古参会員のみなさまも含めまして、ご協力をお願いします。


【テーマ】「戦前のルンバ受容」
【報告者】細川周平(国際日本文化研究センター)
【司会】神野由紀
【コーディネイター】中江桂子


【報告要旨】
 ルンバは1920年代に国際的な人気を得たアフロキューバ音楽、ソンの海外での俗称で、1930年の「南京豆売り」が北米より伝えられて以来、日本でも親しまれた。当初、特徴あるポリリズムは「デタラメ」と評されることもあり、社交ダンスとして日本人には踊りづらく、全体として1920年代以来のタンゴの浸透には遠く及ばなかった。それでも1931年以来、「南京豆売り」には5つ以上の訳詞と録音がある他、服部良一をはじめとする作曲家によるルンバ歌謡が戦前だけで10数曲記録されている。ルンバのリズムを取り入れた民謡編曲が数曲録音されている。これらは戦前の作編曲家の異国趣味的好奇心をよく示している。また1937年、キューバの五重奏団が東京のダンスホール・フロリダに出演した際には大きな反響を呼んだが、物珍しさが先立ち、踊る客は少なかったらしい。しかしその直後から、レビューでルンバが採用され、ステージダンスとしてある程度の地歩を得た。これにはジョージ・ラフト主演の映画『ルンバ』や『ボレロ』の影響もあるだろう。

 ルンバの受容はメディア、イメージ、人気など多くの点でタンゴと好対照を成している。本発表はモノ、音、人、情報、知識の流れからダンス音楽受容の全体的なプロセスを俯瞰する事例研究で、戦前昭和がキューバ音楽をどう知覚し、咀嚼して地元聴衆に差し出したのかを考えてみたい。


【参加費】
 教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。

【懇親会のご案内】
 毎回、教室終了後、懇親会を開いています。
 手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。

【日時】 2013年11月2日(土曜日)午後3時~6時
【会場】関東学院大学 関内メディアセンター(8階) M―806会議室
※当日はビルの正面入り口が閉まっています。夜間通用口をご利用ください。
http://univ.kanto-gakuin.ac.jp/modules/media7/

【場所】横浜市中区太田町2-23

【最寄り駅】
 みなとみらい線日本大通り駅1番出口より徒歩5分
 みなとみらい線馬車道駅5番出口より徒歩5分
 JR関内駅北口より徒歩5分
 地下鉄関内駅1番出口より徒歩5分

 

 

第16期・新風俗学教室第8回開催のお知らせ 2007/07/16
【テーマ】「鉄道趣味の地平線――趣味を捉える枠組みについての一考察」

【報告者】塩谷昌之

【司会】中江桂子

【コーディネイター】神野由紀


【報告要旨】
 日本における鉄道趣味は、長きに渡って醸成されてきた。そのファンの分布は広く、あらゆる世代を網羅し、現代においても一定の勢力を保っている。近年、各種メディアにおいてその姿を見ることも珍しくはないだろう。

 鉄道趣味は、たとえばよく耳にするような乗り鉄、撮り鉄等の動詞形の表現、また模型、収集、研究等の数多くの分野の存在から窺えるように、人と鉄道との積極的な関わりを、様々な形式で保持している。その多様な趣味活動の在り方を概観し、具体的な遊びに視点を置くことで、趣味という領域の持つ広がりをより深く意識することができる。

 趣味の研究はこれまで、様々な分野で行われてきた。本報告では、先行して積み重ねられてきた研究を系譜的に追いかけ、とりわけブルデューの「場」の理論について検討しながら、鉄道趣味というジャンルの中で息づく人々の姿を捉える、新たな分析枠組みを探っていきたい。


【参加費】
 教室では、毎回、会場費として100円を集めています。
 ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。

【懇親会のご案内】
 毎回、教室終了後、懇親会を開いています。
 手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。

【日時】 2013年7月27日(土曜日)午後3時~6時
【会場】成蹊大学丸の内サテライトオフィス
【場所】千代田区丸の内3-2-3 富士ビル4階(丸の内仲通りに面する)412室
【最寄り駅】
JR東京駅丸の内口(徒歩約5分)、同有楽町駅北口(徒歩約3分)、
東京メトロ丸の内線東京駅(徒歩約5分)、同有楽町線有楽町駅A1番出口(徒歩約1分)、同千代田線二重橋駅1番出口(徒歩約1分)、同日比谷線日比谷駅A3番出口(徒歩約2分)

 


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