第18期・新風俗学教室(第3回)開催のお知らせ | 2007/07/16 |
「食の風俗」をテーマにした第18期の第3回新風俗学教室は、青木隆浩さんがこれまでの杜氏とは異なる酒造労働者を育成する制度についてお話くださいます。
【テーマ】栃木県下野杜氏の誕生
【報告者】青木隆浩
【司会】神野由紀
【コーディネイター】中江桂子
【報告要旨】
栃木県では,2006年から「下野杜氏」という県独自の認証資格を施行している。これは,越後杜氏や南部杜氏などの季節出稼ぎの蔵人集団が急激に減少している中,経営者家族や通勤の酒造労働者を育成するために設けられた制度である。蔵人集団のいない酒造りは,すでに1996年頃から始まっており,この制度はその後に栃木県産業技術センターと栃木県酒造組合が,会社の枠組みを超えて若手にベテラン杜氏からの指導を受けられる制度をつくり,一定の技能や経験,成績を収めた者に資格を与えるようにしたもので,今のところ成功した事例として評価できると思われる。
【場所】研究棟4F第2会議室リバティータワーの裏側の建物。リバティータワーの3Fから渡り廊下でつながっています。
【最寄り駅】
■JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
■東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩5分
■都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩5分
【参加費】500円(学生100円)
【懇親会のご案内】教室終了後、報告者へのお礼を兼ねて懇親会を開きます。懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。
なお、メールが届かなかった方のアドレスは削除しています。もしメールが届かないというお知り合いがいましたらお知らせください。
第18期・新風俗学教室(第2回)開催のお知らせ | 2007/07/16 |
「食の風俗」をテーマにした第18期の第2回新風俗学教室は、『合コンの社会学』(光文社新書)の著者、阿部真大さんが登壇します。男と女が出会う合コンの場といえば飲食店が定番となりました。男と女が織りなす恋愛物語とその土台にある食の文化を阿部さんが語ります。
【テーマ】合コンにおける「打算」と「恋愛」、「痛み」
【報告者】阿部真大(甲南大学)
【司会】加藤裕康
【コーディネイター】神野由紀
【会場】成蹊大学サテライトオフィス
【報告要旨】
なぜ、高学歴男性は就職した途端に突然、異性にモテはじめるのか?そんな素朴な疑問が、私が『合コンの社会学』(光文社新書)を書くきっかけだった。調査結果から分かったのは、「合コン」という場は、「階層」というファクターに厳しく規定されつつも、同時にそれを隠さなくてはならないということである。参加者たちは、その「場」のもつ階層性が表に出ないように、その場を「恋愛」という美しい「物語」で意味付けようとする。本報告で注目したいのは、その「物語」が崩れないようにするために、参加者たちが「食」をはじめとするどのようなルールづくりをしているかという点である。合コンの前には軽食をとっておく、食事の会計はワリカンにする、会にはスーツ着用で来る等々、調査からは様々なルールが明らかになった。本報告では、「食」を介して出会う男と女の、打算と恋愛、痛みの絡み合う合コン文化を紹介する。
【懇親会のご案内】毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。
第18期・新風俗学教室(第1回)開催のお知らせ | 2007/07/16 |
現代風俗研究会のみなさまへ
第18期の新風俗学教室を開催します。今期のテーマは、「食の風俗」です。ご関心のある方は、是非ご参加下さい。
第1回は『ラジオ体操の誕生』(青弓社)の著者で、メディアやスポーツ、身体などに関連する幅広い論考を発表されている黒田勇さんが登壇します。実は、飲食店を紹介する食レポサイトの有名人でもある黒田さん。多くの店の料理を食べくらべたその舌で、食のグローバル化を考えます。
【日時】2015年10月31日(土曜日)午後3時~6時
【会場】成蹊大学サテライトオフィス
【テーマ】
「イタリアンからイタ飯へ
~そのグローバル化とローカル化~」
【報告者】黒田勇(関西大学)
【司会】中江桂子
【コーディネイター】加藤裕康
【報告要旨】
戦後の「ナポリタン」に象徴されるアメリカからの洋食文化から、バブル期のイタリアンブーム、あるいは「イタ飯文化」の生成へと、イタリア料理文化進化の日本的特徴を考えたい。
【最寄り駅】JR「有楽町駅」より徒歩2分、東京メトロ有楽町線「有楽町駅」直結、都営地下鉄三田線「日比谷駅」直結
※地下鉄をご利用の際は、帝国劇場への出口に向かってください。成蹊大学サテライトオフィスは帝国劇場と同じビル、改造社書店のとなりです。
【参加費】教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。
【懇親会のご案内】毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。
第17期・新風俗学教室(第9回)開催のお知らせ | 2007/07/16 |
次回の新風俗学教室は、ギフトさんがニコニコ動画の歌い手について報告します。
昨日今日と、ニコニコ超会議がニュースでも取り上げられて話題になっています。
ご関心のある方は、是非ご参加下さい。
【日時】 2015年5月9日(土曜日)午後3時~6時
【会場】明治大学研究棟 4F 第3会議室
【テーマ】日本のソーシャルメディアにおける派生文化ーニコニコ動画の歌い手を事例にー
【報告者】ルジラット ヴィニットポン(ギフト)
【司会】神野由紀
【コーディネイター】加藤裕康
【場所】東京都千代田区神田駿河台1-1
【最寄り駅】■JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
■東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩5分
■都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩5分
【参加費】
教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。
【懇親会のご案内】
毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。
フェイスブックのページは、東京の会に関心のある方ならどなたでも参加できます。
東京の会グループ http://www.facebook.com/groups/286378468091266/
第17期・新風俗学教室(第8回)開催のお知らせ | 2007/07/16 |
【テーマ】メディア技術史から見る同人音楽──パソコンユーザーによる即売会の利用
【日時】2015年3月28日 15:00 - 18:00
【報告者】日高良祐(東京芸術大学大学院)
【司会】加藤裕康
【コーディネイター】神野由紀
【報告要旨】
近年、「同人音楽」と呼ばれる音楽文化に注目が集まっている。メジャーなレコード会社が販売してきた既存のレコード音楽と比べると、同人音楽における特徴はその流通経路にあるとされる。すなわち、参加するアマチュア・ミュージシャンたちが実際に集まって作品を頒布する、即売会と呼ばれる制度のことである。これは同人音楽が立ち現れる母体となったコミケ(コミックマーケット)と同様の特徴であり、そこでのつながりからもわかるように、同人音楽はコミケに代表されるオタク文化とも密接な関係を持つとされている。そして、メジャーなレコード産業が低迷を続けているのと裏腹に、オタク的な同人音楽の領域は、年々その規模を拡大し続けているのである。
本報告では、この同人音楽の領域、とくに中心的な役割を果たしているとされる即売会に注目し、メディア技術史的な観点から同人音楽の成立を描き出すことを試みたい。これまで報告者は、パソコンを使用して音楽を制作・流通させる行為が、どのような歴史過程を経ることで日本社会に根付くようになったのか、技術とユーザーの相互関係に着目しながら研究を進めてきた。こうした視座から同人音楽即売会に着目してみると、単にオタク的な音楽文化としては回収することのできない、音楽に関するメディア技術の可能的様態が鋭く立ち現れ続けてきた領域として捉えることができるのである。
発表に際しては、パソコンユーザーとして音楽制作・流通を行なってきたアマチュア・ミュージシャンへのいくつかのインタビューを事例として、同人音楽が現在のような制度を明確にしたとされる90年代後半を対象に報告を行なう。音楽ファイル制作に関するメディア技術と、アマチュア・ミュージシャンにとっての発表のためのネットワーク形成の結節点として、同人音楽の成立地点を描写したい。
【会場】成蹊大学サテライトオフィス(国際ビルに移転しました。ご注意ください)
http://office.mec.co.jp/lineup/bldg_detail?bd=525
【最寄り駅】
JR東京駅丸の内口(徒歩約5分)、同有楽町駅北口(徒歩約3分)、東京メトロ丸の内線東京駅(徒歩約5分)、同有楽町線有楽町駅A1番出口(徒歩約1分)、同千代田線二重橋駅1番出口(徒歩約1分)、同日比谷線日比谷駅A3番出口(徒歩約2分)
【参加費】
教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。
【懇親会のご案内】
毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。
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