第17期・新風俗学教室(第9回)開催のお知らせ 2007/07/16
次回の新風俗学教室は、ギフトさんがニコニコ動画の歌い手について報告します。
昨日今日と、ニコニコ超会議がニュースでも取り上げられて話題になっています。
ご関心のある方は、是非ご参加下さい。

【日時】 2015年5月9日(土曜日)午後3時~6時
【会場】明治大学研究棟 4F 第3会議室
【テーマ】日本のソーシャルメディアにおける派生文化ーニコニコ動画の歌い手を事例にー
【報告者】ルジラット ヴィニットポン(ギフト)
【司会】神野由紀
【コーディネイター】加藤裕康
【場所】東京都千代田区神田駿河台1-1
【最寄り駅】■JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
■東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩5分
■都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩5分
【参加費】
 教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。
【懇親会のご案内】
 毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。

フェイスブックのページは、東京の会に関心のある方ならどなたでも参加できます。
東京の会グループ http://www.facebook.com/groups/286378468091266/

 

 

第17期・新風俗学教室(第8回)開催のお知らせ 2007/07/16
【テーマ】メディア技術史から見る同人音楽──パソコンユーザーによる即売会の利用

【日時】2015年3月28日 15:00 - 18:00

【報告者】日高良祐(東京芸術大学大学院)

【司会】加藤裕康

【コーディネイター】神野由紀


【報告要旨】
 近年、「同人音楽」と呼ばれる音楽文化に注目が集まっている。メジャーなレコード会社が販売してきた既存のレコード音楽と比べると、同人音楽における特徴はその流通経路にあるとされる。すなわち、参加するアマチュア・ミュージシャンたちが実際に集まって作品を頒布する、即売会と呼ばれる制度のことである。これは同人音楽が立ち現れる母体となったコミケ(コミックマーケット)と同様の特徴であり、そこでのつながりからもわかるように、同人音楽はコミケに代表されるオタク文化とも密接な関係を持つとされている。そして、メジャーなレコード産業が低迷を続けているのと裏腹に、オタク的な同人音楽の領域は、年々その規模を拡大し続けているのである。

 本報告では、この同人音楽の領域、とくに中心的な役割を果たしているとされる即売会に注目し、メディア技術史的な観点から同人音楽の成立を描き出すことを試みたい。これまで報告者は、パソコンを使用して音楽を制作・流通させる行為が、どのような歴史過程を経ることで日本社会に根付くようになったのか、技術とユーザーの相互関係に着目しながら研究を進めてきた。こうした視座から同人音楽即売会に着目してみると、単にオタク的な音楽文化としては回収することのできない、音楽に関するメディア技術の可能的様態が鋭く立ち現れ続けてきた領域として捉えることができるのである。

 発表に際しては、パソコンユーザーとして音楽制作・流通を行なってきたアマチュア・ミュージシャンへのいくつかのインタビューを事例として、同人音楽が現在のような制度を明確にしたとされる90年代後半を対象に報告を行なう。音楽ファイル制作に関するメディア技術と、アマチュア・ミュージシャンにとっての発表のためのネットワーク形成の結節点として、同人音楽の成立地点を描写したい。


【会場】成蹊大学サテライトオフィス(国際ビルに移転しました。ご注意ください)
 http://office.mec.co.jp/lineup/bldg_detail?bd=525

【最寄り駅】
JR東京駅丸の内口(徒歩約5分)、同有楽町駅北口(徒歩約3分)、東京メトロ丸の内線東京駅(徒歩約5分)、同有楽町線有楽町駅A1番出口(徒歩約1分)、同千代田線二重橋駅1番出口(徒歩約1分)、同日比谷線日比谷駅A3番出口(徒歩約2分)

【参加費】
 教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。

【懇親会のご案内】
 毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。

 

 

第17期・新風俗学教室(第7回)開催のお知らせ 2007/07/16
次回の新風俗学教室は、高橋聡太さんが、ポピュラー音楽史を捉え直します。


【テーマ】来日公演のライヴ文化史――主権回復後からビートルズまで

【報告者】高橋聡太(東京芸術大学大学院)

【司会】神野由紀

【コーディネイター】中江桂子

【報告要旨】
 ハッピを着せられたビートルズ一行が飛行機のタラップから降りてくる光景は、日本の音楽史上に画期をなす瞬間として記憶されている。「ポピュラー音楽」の発信源を英語圏に限定し、日本を含む他の地域をその受け皿とみなす単線的な枠組は、すでに多くの先行研究により批判されているが、欧米諸国の動向を文化的潮流の最先端とみなす傾向は今なお強い。それゆえに、「本場」の音楽を「ナマで」体験できる外来のミュージシャンによる公演は、日本でも特別視され続けてきた。1966年に開催されたビートルズの武道館公演はその最たる事例だろう。

 しかし、来日公演を神聖視する向きがある一方で、その歴史的諸相はしばしば捨象されてきた。これは日本のみならず、名盤とされるヒット曲やアルバムと、その奏者や歌手を中心に編まれてきた20世紀の大衆音楽史全般に共通する死角である。レコード音楽の普及期に「recorded」の対義を与えられて生成した「live」の場は、ややもすれば有史以来つづく音楽の普遍的かつ本質的な様態として単純化されてしまい、そこに動員される技術の変化や、国際的な巡演がもたらすネガティヴな側面も含めた多義的影響は、ポピュラー音楽研究の領野においても近年になるまで活発な議論は展開されなかった。

 そこで本報告では、航空網の発達によりミュージシャンの国際的な移動が急増した、1950年代初頭から1960年代中ごろ(元号史観に置き換えれば昭和30年前後)に日本を訪れた外来のミュージシャンによる一般公演に着目し、その巡演ルート・公演数・会場の布置・実演の形式・料金体系・音響技術・放送媒体との提携といった諸要素の推移を、当時の新聞と雑誌を史料とした文献調査によって整理する。ライヴ史観から20世紀中葉の音楽文化を俯瞰することにより、実演の場におけるオーディエンス像の変容、レコード文化とライヴ文化を相互補完的に捉えるメディア史研究や、画一的なアメリカナイゼーション論では捉えきれない環太平洋的な大衆文化の循環など、より広範な諸問題につながる議論を惹起したい。


【日時】 2015年1月31日(土曜日)午後3時~6時

【会場】成蹊大学サテライトオフィス(国際ビルに移転しました。ご注意ください)
http://office.mec.co.jp/lineup/bldg_detail?bd=525

【場所】東京都千代田区丸の内3-3-1 国際ビル1階

【最寄り駅】JR東京駅丸の内口(徒歩約5分)、同有楽町駅北口(徒歩約3分)、東京メトロ丸の内線東京駅(徒歩約5分)、同有楽町線有楽町駅A1番出口(徒歩約1分)、同千代田線二重橋駅1番出口(徒歩約1分)、同日比谷線日比谷駅A3番出口(徒歩約2分)

【参加費】
 教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。

【懇親会のご案内】
 毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。


フェイスブックのページは、東京の会に関心のある方ならどなたでも参加できます。

東京の会グループ
http://www.facebook.com/groups/286378468091266/

 

 

新風俗学教室(第17期第6回)開催のお知らせ 2007/07/16
 次回新風俗学教室は、伝説のレコードマニア雑誌『レコードマップ』の編集者で、編集工房球の代表を務められている針谷順子さんの発表です。

【テーマ】
  レコードコレクションという欲望
  --『レコードマップ』28年の編集経験から
【報告者】針谷順子(編集工房 球)
【司会】中江桂子
【コーディネイター】加藤裕康


【報告要旨】
 話はいささか古くなるが、私が現代風俗研究会に入ろうと思ったきっかけは、「中央公論」に山本明氏が、現風研の例会で「コレクションの生態学」という話をされたと知ったからだ。1976年、まだ「オタク」という言葉もなかった頃だ。編集者として早速山本氏に手紙を書き、本にまとめてくださいとお願いした。ところが、「本にするには何年かかるやろな」とまだ、構想がまとまっていないご様子だった。「コレクション」「コレクター」ということに関心を持ち、1986年に『レコードマップ』という音楽コレクターのための書籍を創刊して、もう28年続けている。40年近く前に山本氏のために企画した本の一端が、何か明らかになったかもしれない。28年の編集経験の中で、考えたことを報告したい。


【日時】 2014年11月22日(土曜日)午後3時~6時
【会場】成蹊大学(新)サテライトオフィス(国際ビルに移転しました。ご注意ください)
http://office.mec.co.jp/lineup/bldg_detail?bd=525
【場所】東京都千代田区丸の内3-3-1 国際ビル1階
【最寄り駅】JR東京駅丸の内口(徒歩約5分)、同有楽町駅北口(徒歩約3分)、
東京メトロ丸の内線東京駅(徒歩約5分)、同有楽町線有楽町駅A1番出口(徒歩約1分)、同千代田線二重橋駅1番出口(徒歩約1分)、同日比谷線日比谷駅A3番出口(徒歩約2分)
【参加費】
 教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。
【懇親会のご案内】
 毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。

フェイスブックのページは、東京の会に関心のある方ならどなたでも参加できます。
東京の会グループ http://www.facebook.com/groups/286378468091266/

 

 

新風俗学教室(第17期第5回)開催のお知らせ 2007/07/16
【日時】2014年9月6日(土曜日)午後2時~5時

【テーマ】オーディオ趣味のエスノグラフィー ――音楽と機械をめぐるコミュニケーション空間の現在

【報告者】溝尻真也(目白大学)

【司会】加藤裕康

【コーディネイター】神野由紀


【報告要旨】
 蓄音機からiPodに至るまで、オーディオ機器は音楽聴取のために欠かせないツールである。しかし一方で、オーディオは常にそれ自体が趣味の対象でもあった。音楽を聴くためにオーディオを利用するのではなく、オーディオという機械技術そのものと戯れる趣味の有様は、日本に蓄音機がやってきた頃から存在している、きわめて古い趣味の一形態である。オーディオ趣味は、ラジオ聴取やアマチュア無線といった趣味との連続性も保持しながら、1970年代を中心に大きな盛り上がりを見せた。

 1980年代以降、機械技術を愛好する趣味はその主軸をコンピュータへと移していくことになる。しかし現在でも、単なる懐古趣味にはとどまらない形でオーディオ趣味を楽しむ人びとは存在しており、webを介したネットワークを形成しながら活発な活動を展開している。デジタル技術が一般化し、手のひらサイズの機器に数千曲もの楽曲を保存して高音質な音楽を楽しむことができるようになった現在、敢えて大型のオーディオ機器と戯れる彼らは、オーディオや音楽をいかなるものとして捉えているのだろうか。

 本報告では、複数のオーディオサークルでの参与観察を事例に、主に団塊世代の男性技術者たちを中心とするサークル参加者が、現在どのような形で音楽や機械技術と接しているか述べる。そして、現代社会におけるこうしたオーディオ趣味の有様はいったい何を含意しているのか、フロアを交えて議論を行いたい。


【会場】関東学院大学 関内メディアセンター(8階)M-805号室
※当日はビルの正面入り口が閉まっています。夜間通用口をご利用ください。
http://univ.kanto-gakuin.ac.jp/modules/media7/

【最寄り駅】
みなとみらい線日本大通り駅1番出口より徒歩5分
みなとみらい線馬車道駅5番出口より徒歩5分
JR関内駅北口より徒歩5分
地下鉄関内駅1番出口より徒歩5分

【参加費】
 教室では、毎回、会場費として100円を集めています。ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。

【懇親会のご案内】
 毎回、教室終了後、懇親会を開いています。手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。

 


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