第26期 新風俗学教室 第3回開催のお知らせ 2024/12/25
「東京の風俗II」をテーマに開催している第26期新風俗学教室・第3回は、2024年9月に『〈迂回する経済〉の都市論—都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ』を上梓した吉江俊さんに「都市を論じることとつくることの間を考える—『欲望の都市論』と『迂回する経済』をめぐって」と題してご報告いただきます。

◆第26期新風俗学教室 第3回

【テーマ】都市を論じることとつくることの間を考える—「欲望の都市論」と「迂回する経済」をめぐって

【要旨】国や自治体が主導する「都市計画」が猛威を振るった〈第一の都市化〉の時代から、多様な民間企業が参入する〈第二の都市化〉の時代へ…。都心回帰・都市環境の商品化・量から質、そしてイメージへの重心移動などが渾然一体となって進行する現代の都市をどのように観察し、論じ、そしてつくっていけば良いのだろうか?
都市論と都市計画は相性が悪く、平行線をたどってきた。絶対的な〈正しさ〉を志向しなければならない都市計画と、これまでの通念や見方を脱構築していく都市論を縫合するところに、どんな取り組みがありうるだろうか? 消費社会下の首都圏の住宅や住環境の変容を論じた『住宅をめぐる〈欲望〉の都市論』、そのうえでいかにして肯定的なビジョンを描くかに取り組んだ『〈迂回する経済〉の都市論』までを横断しながら、都市を「論じること」と「つくること」の間を考えたい。

【報告者】吉江俊(早稲田大学リサーチイノベーションセンター研究院講師)
【司会】溝尻真也
【オンラインサポート&コーディネイター】阪本博志,塩谷昌之
【日時】2025年2月1日(土)15時〜18時
【会場】東京大学社会科学研究所 本館1階 第2会議室(104号室)地図

※新しい会場(東京大学本郷キャンパス)ですので、必ず場所をご確認ください。
※土曜日のため正面入口が閉まっております。幹事がご案内しますので赤門側の通りから見える裏口にいらしてください。
※今期の新風俗学教室は、原則対面で行いますが、Zoomでの参加もできます。

【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、18時半ごろから懇親会を開く予定です。
【参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
※限られた人員と機材で運営しているため、オンライン参加では一部音声が聞き取りづらいといった状況が発生する場合があります。ご容赦ください。
【参加方法】参加申込フォームに必要事項を記入の上、送信してください。締め切りは1月29日(水)の23:59です。申込が完了された方には、申込時にご記入いただいたメールアドレスに、1月31日(金)中に当日の会場案内およびZoomアドレスをお送りいたします。

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第26期 新風俗学教室 第2回開催のお知らせ 2024/11/24
第26期新風俗学教室・第2回は、侑子さんに「都市風俗の写し鏡としての「白ポスト」──東京都の有害環境浄化活動におけるモノ」と題して、2023年7月の現代風俗研究会・研究例会に引き続き、兵庫から東京へと場所を変えてご報告いただきます。

◆第26期新風俗学教室 第2回

【テーマ】都市風俗の写し鏡としての「白ポスト」──東京都の有害環境浄化活動におけるモノ

【要旨】1963年、兵庫県尼崎市で登場した「白ポスト」。悪書追放運動の機運のなか、青少年に見せるとよくない本や危険などの不良文化財を回収するために、ドラム缶をペンキで白く塗り投函口を設けたものがその起源とされる。青少年の健全育成を掲げ、主婦の会や警察が主導した「白いポスト運動」は全国各地へと波及。東京都で同運動が始まったのは、東京五輪の開催と都の青少年条例施行を経た1966年のことであった。その後メディアの進化に伴い、白ポストは成人向け雑誌や本のほか、「有害図書類」や「不健全図書等」という言葉で、アダルトビデオやDVD、ゲーム等へと回収対象物の範囲を広げていった。ところが、戦後一定の役割を果たしたであろう白ポストも、今では昭和の遺物と化している。インターネットの普及やポスト自体の老朽化などを背景に、全国的に撤去が相次ぎ、都内で現存するのは三鷹市のみとなった。今回の発表では、有害環境浄化の主眼がフィジカルなモノからインターネット上の有害情報へと変遷している目下の社会において、いまいちどこの原始的ともいえる装置に目をやり、戦後東京における「青少年によくないモノ」の風俗史を素描してみたい。

【報告者】侑子(東京経済学)
【司会】阪本博志
【オンラインサポート&コーディネイター】溝尻真也,塩谷昌之
【日時】2024年12月21日(土)15時〜18時
【会場】東京大学社会科学研究所 本館1階 第2会議室(104号室)地図


※新しい会場(東京大学本郷キャンパス)ですので、必ず場所をご確認ください。
※土曜日のため正面入口が閉まっております。幹事がご案内しますので赤門側の通りから見える裏口にいらしてください。
※今期の新風俗学教室は、原則対面で行いますが、Zoomでの参加もできます。


【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、18時半ごろから懇親会を開く予定です。
【参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
※限られた人員と機材で運営しているため、オンライン参加では一部音声が聞き取りづらいといった状況が発生する場合があります。ご容赦ください。
【参加方法】参加申込フォームに必要事項を記入の上、送信してください。締め切りは12月18日(水)の23:59までです。下記のQRコードからも参加申込フォームにアクセスできます。申込が完了された方には、申込時にご記入いただいたメールアドレスに、12月20日(金)中に当日の会場案内およびZoomアドレスをお送りいたします。


https://forms.gle/STXZND8yyMgLvpYK9

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第26期 新風俗学教室 第1回開催のお知らせ 2024/09/17
今期の年間テーマは「東京の風俗Ⅱ」です。同テーマを扱うのは2006年以来となりますが、スカイツリーの登場、観光客の増加、コロナ禍での東京オリンピック開催など、この18年のあいだにも目まぐるしく変化を続けてきた東京は、興味の尽きない現代風俗の研究対象です。今期ではその東京という大きなくくりのなかで、歴史的な流れを含めて、その風俗現象をとらえなおしてみたいと思います。

◆第26期新風俗学教室 第1回 (共催:権田保之助研究会)

【テーマ】余暇・娯楽研究の先駆者「権田保之助」を読み直す

【要旨】権田保之助は在野の研究者として、大正期の民衆娯楽に注目し、娯楽を民衆の生活表現の1つとして高く評価した民衆娯楽論を発表した。この視点と主張は今日の「娯楽」状況に対いても有効な議論だと思われる。しかし、権田は昭和期になると、全体主義の風潮に抗しきれず、民衆娯楽を放棄して「国民娯楽」論に転換し、厚生運動(戦後はレクリエーション運動として継続される)の論客として活躍する。権田の軌跡を追いながら「新しい戦前」と言われる現在の状況の中で、改めて余暇や娯楽の意味を問い直してみたい。

【報告者】薗田碩哉
【司会】溝尻真也
【オンラインサポート&コーディネイター】阪本博志,塩谷昌之
【日時】2024年10月12日(土)15時〜18時
【会場】東京大学社会科学研究所 本館1階 第2会議室(104号室)地図

※新しい会場(東京大学本郷キャンパス)ですので、必ず場所をご確認ください。
※土曜日のため正面入口が閉まっております。幹事がご案内しますので赤門側の裏口でお待ちください。
※今期の新風俗学教室は、原則対面で行いますが、Zoomでの参加もできます。

【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、18時半ごろから懇親会を開く予定です。
【参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
※限られた人員と機材で運営しているため、オンライン参加では一部音声が聞き取りづらいといった状況が発生する場合があります。ご容赦ください。
【参加方法】参加申込フォームに必要事項を記入の上、送信してください。締め切りは10月9日(水)の23:59までです。下記のQRコードからも参加申込フォームにアクセスできます。申込が完了された方には、申込時にご記入いただいたメールアドレスに、10月11日(金)中に当日の会場案内およびZoomアドレスをお送りいたします。

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第25期・新風俗学教室(第6回) 2024/05/08
第25期・新風俗学教室 第6回のテーマは「女性向け雑誌に見る日曜大工」です。奮ってご参加ください。

※前回・前々回とは会場が異なります。研究会および懇親会の出欠は必ず事前にグーグルフォームでご回答ください
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【テーマ】 女性向け雑誌に見る日曜大工―戦後期日本における住まい/手づくり/ジェンダー

【要旨】 プロの手を借りず住まい手が自身の住まいを維持・補修・装飾したり日用品の製作を行なうHome Improvement (HI)は、戦後の日本では日曜大工と呼称され、特に1970年代に「お父さんの趣味」として拡大・定着した。しかし日曜大工という言葉自体は1950年代から流通しており、最初期の日曜大工はむしろ女性向け雑誌の中で表象されていた。こうした資料からは、住まいの維持を誰がどのように担うべきかをめぐる言説の変遷を見て取ることができる。
また日本のHI言説は、常に海外に向けられたまなざしの上に展開してきた。これらを踏まえて本報告では『それいゆ』『ジュニアそれいゆ』などの女性向け雑誌の日曜大工記事を紐解きながら、主にアメリカとの関係の中で新たな家庭規範が形成されつつあった1950年代の日本で、日曜大工がどのように語られたかを明らかにする。

【報告者】溝尻真也
【司会】阪本博志
【オンラインサポート&コーディネイター】阪本博志,塩谷昌之
【日時】2024年6月1日(土)15時〜18時
【会場】 明治大学駿河台キャンパス研究棟第一会議室(JR・東京メトロ 御茶ノ水,東京メトロ 新御茶ノ水,都営地下鉄・東京メトロ 神保町 各駅より徒歩3~5分) 地図

※新しい会場です(関東学院大学ではありません)ので、必ず場所をご確認ください。
※明治大学駿河大キャンパスのリバティタワー3階から渡り廊下で研究棟へ入り正面の部屋です(キャンパスマップ)
※今期の新風俗学教室は、原則対面で行いますが、Zoomでの参加もできます。


【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、18時半ごろから懇親会を開く予定です。
【オンラインの参加資格】
・現代風俗研究会の会員
・東京の会の名簿に登録がある方(新風俗学教室で過去に報告あるいは聴講をし、連絡先を用紙に記入した方)。
※上記参加資格者の方との同伴であれば上記以外の方でも参加可能です。資格外の方が一緒に参加される場合は、事前申し込みの際、必ずその旨お知らせください。
※会員というのは、現代風俗研究会に会費を支払い、入会している方を指します。東京の会の名簿に登録がある方も資格者です。ただしフェイスブックやツイッターなどを登録(フォロー)しているだけの方は、会員ではありません。
【参加方法】参加申込フォームに必要事項を記入の上、送信してください。締め切りは5月29日(水)の23:59までです。下記のQRコードからも参加申込フォームにアクセスできます。申込が完了された方には、申込時にご記入いただいたメールアドレスに、5月31日(金)中に当日の会場案内およびZoomアドレスをお送りいたします。

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第25期・新風俗学教室(第5回) 2024/03/22
第25期新風俗学教室・第5回は、神野由紀さんに「インテリアと趣味―人は住まいをどう飾ってきたのか―」としてご報告いただきます。

※ 今回、会場が通常と異なります。研究会および懇親会の出欠は必ず事前にグーグルフォームでご回答ください
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【テーマ】 インテリアと趣味―人は住まいをどう飾ってきたのか―

【要旨】 近代以降、余剰の消費が可能になった人々の間で、住まいのインテリアは、住み手の趣味嗜好を語る重要な手掛かりとなっていきました。私たち一般市民は自らの住まいをどのように「よりよく」装飾しようとしたのでしょうか。
住宅や室内装飾の研究は、建築家や家具デザイナーなど作り手の思想や作品、そしてその作品を生んだ時代背景、それが暮らしに及ぼした影響などのすぐれた研究は多く残されていますが、上流階級でない限り、普通の住宅の室内装飾は住人が、自らの趣味で考え、選択しなければなりません。何を、どう飾るのかという、美的判断基準が住まい手自身に問われることになるわけですし、大衆ならではの悪趣味も露呈していきます。こうした名もないデザインの領域は、歴史上意図的に見落とされてきたといえます。
この発表では、近代以降の日本の室内から、一部の専門家だけではなく日々の暮らしの中で生み出されているデザイン実践を紹介し、新しいデザイン文化研究の手掛かりとしてみたいと思います。

【報告者】神野由紀
【司会】溝尻真也
【コーディネイター】阪本博志、塩谷昌之
【日時】2024年4月20日(土)14時〜17時
【会場】 昭和のくらし博物館 別館・吉井忠の部屋 https://sites.google.com/view/showanokurashi/ 東急池上線「久が原」駅より徒歩約8分, 東急多摩川線「下丸子」駅より徒歩約8分(地図

【注意事項】
今回の会場はこれまでとは異なりますので、以下の点に十分ご注意ください。
※今回は今期のテーマに合わせたエクスカーションを兼ねて「昭和のくらし博物館」で開催します。住宅地の中にある小さな博物館のため、必ず場所をご確認の上ご参加ください。
※発表は15時から別館で行ないますが、発表前に本館(小泉家住宅)を見学しますので、14時までにお越しください。なお会場利用の条件として、本館見学が必須となっております。入館の際に窓口にて本館+別館入館料(700円)をお支払いください。
※建物の入口には看板・貼り紙などありませんので、ご注意ください。
※今回の新風俗学教室は、会場の関係で対面のみの実施となります(Zoom配信はいたしません)。


【参加費】参加費はありませんが、運営資金のためにカンパをつのります。ご協力をお願いします。
【懇親会】教室終了後に、17時半ごろから懇親会を開く予定です。
【参加方法】参加申込フォームに必要事項を記入の上、送信してください。締め切りは4月17日(水)の23:59までです。下記のQRコードからも参加申込フォームにアクセスできます。

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