第13期「東京の風俗」第4回 | 2007/07/16 |
テーマ
「寅さんの見た風景を採集する
-カメラ付きケータイをもちいたフィールドワークの試み」
報告者 加藤文俊さん(慶應義塾大学環境情報学部)
加藤ゼミのみなさん
日時 2005年12月10日午後3時~午後6時
会場 日本女子大学目白キャンパス百年館302会議室
報告要旨:
カメラ付きケータイは、風景を採集するための“装備”です。わたしたちは、2003年春より「ケータイチョーサタイ」を結成し、変わりゆく東京のまちの風景を採集してきました。
縁あって、2004年の秋からは寅さんのまち、葛飾柴又の調査を開始しました。『男はつらいよ』で描かれたイメージは、どの程度生き続けているのか。映画にはない、あたらしい柴又を発見することはできるのか。風景の採集をつうじて、そこに暮らす人びとに目が向きます。
そして、きわめて自然なことながら、いわゆる観光客(観察者)としての立場だけでは満足できなくなります。寅さんのキャラクターをよりよく理解するためには、観光客としての立場ではなく、柴又に暮らす人びとに少しでも近づく工夫が必要です。学生たちは「ぷちインターンシップ」として、団子屋や漬物屋に潜入し、店の手伝いをしながら内側から見た柴又の風景の採集も試みました。
こうした一連の活動をつうじて、柴又というまちのホスピタリティを理解できればと考えています。研究会では、現在すすめている葛飾柴又の調査について、皆さまからコメントやアドバイスなどいただければと思います。
※調査の概要・まとめについては加藤が担当し、調査の詳細・エピソードについては、ゼミの学生がお話しします。
第13期「東京の風俗」第5回 | 2007/07/16 |
報告タイトル
「吉祥寺のサブカルチャー」
報告者 伊奈正人さん(東京女子大学)
日時 2006年3月18日(土)午後3時~6時
会場 日本女子大学目白キャンパス百年館302会議室
・報告要旨
「変化の多い街」と言われ、アンテナ的なお店が多い街、美味しいものは「無国籍料理」なんて街にサブカルチャーなんであるのでしょうか。なんでもあるけど、なんにもない街の文化について考えてみたいと思います。
お店も、音楽も、演劇も、映画も、食べ物もあまり詳しくありませんが、街を歩き、話して、集めた考察の糸口となるような事例をいくつか提示してみたいと思って
います。
■過去ログ
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